【賃貸版】物件を内見(内覧)するときのチェックポイント9つ!

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ファミリーでも一人暮らしでも、賃貸住宅を契約する前には必ず部屋を内見するものですよね。時々、間取り図や内観写真だけで入居を決めてしまう人がいますが、やめたほうがいいと思います。実際、僕の友人が間取り図だけを見て契約してしまったことがありましたが、非常に後悔していました。

こうした失敗を防ぐためにも、絶対に必要な「内見」。ですが、いざ部屋を確認しようとしたとき、どんなことに気をつければいいのかわからないことはよくあることです。今回は、賃貸住宅の内見時の持ち物とチェックポイントを紹介します!

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部屋を内見するときの持ち物は?

・間取り図
・筆記用具
・方位磁針(コンパス)
・メジャー
・スマホ or カメラ付きの携帯電話(もしなければ、ただのカメラでもOK)

部屋を内見するときのチェックポイント

内見は契約する部屋を決めるための重要なイベントです。後悔のない部屋を選ぶために、しっかりチェックしましょう。

エントランスや共用スペースはきれいか?

物件に着いたらさっそく部屋をチェック……! という気持ちをグッとこらえて、まずはエントランスや共用スペースを確認してください。

ゴミ置き場はきれいに保たれているか、郵便受けの下にチラシが散乱していないか、駐輪場の自転車は整頓されているかなどが主なポイントです。もしおかしな場所があったら、管理会社や大家さん、住民の“質”が低い可能性があります。住みはじめてからとトラブルがあったときまともに対応してもらえない危険もあるので、注意が必要です。

室内に異臭はないか?

部屋に入ったら嗅覚を働かせて、ニオイを確認してください。下水のようなニオイがしたら、キッチンやバスルーム、洗濯機置き場などの排水に問題がある可能性があります。カビ臭い場合は、床下に水漏れが起きていたり壁の内部に浸水したりしている可能性があります。壁紙にはがれがないか、収納の奥に不自然なシミがないかなどしっかり調べましょう。

ハウスクリーニング直後は、ニオイに気付かないことがあるのでチェックは念入りに。

音のトラブルが起きないか?

「ピアノの音がうるさい」「ペットの鳴き声がうるさい」「子どもの声がうるさい」など、“音をめぐるトラブル”は後を絶ちません。なかには「ドアの開閉音がうるさい」というトラブルまであります。

こうした“事件”を未然に防ぐためにも、遮音性の高い物件であることは大切です。一度、窓を閉めて外の音や隣の音が聞こえないか確認してください。

ただ、隣室が留守のこともあり得ます。こうした場合でも、コツンと叩くことで壁の厚さをある程度知ることができます。不自然に響くようなら壁のなかが空洞である可能性を否定できません。こういった部屋に住むと、迷惑をかけないよう気を使うだけでなく、隣の音も聞こえやすいので注意が必要です。

日当たりはどうか? 窓からなにが見えるか?

ニオイと音に問題ないことがわかったら、すべての窓を開けてください。近くに大きな建物がある場合、時間帯によっては日が当たらない可能性があります。できれば方位磁針で正確な方位を確認しながら、朝日は当たるのか、昼間の日当たりはどうかなどを検討するといいですね。

窓からなにが見えるかも大切です。別の建物の窓がある場合、「部屋のなかが見えてしまうのは恐い……」という不安から、カーテンを閉め切ったままになりがち。気になる人は内見の段階でしっかりとチェックするといいですね。

立て付けは悪くないか?

ドアや窓、ふすまなどの立て付けも必ず確認してください。ドアや窓の開閉がスムーズにできない場合は、建物全体が歪んでいる可能性があります。直ちに倒壊することはなかったとしても、大地震のときには心配です。

見落としがちなのは網戸です。網戸の立て付けが悪いと、蚊や虫が侵入しなすくなります。また、僕が実際に住んだことのあるアパートでは、網戸の立て付けが悪いせいで動かすたびにレールから外れてしまう問題がありました。これぐらいのことに不動産業者は対応してくれないので、非常にストレスに感じたことを覚えています。網戸の立て付け、意外と大切です。

ガスの種類とコンロの置き場

ガスの種類には、都市ガスとプロパンガスがあります。一般的にプロパンガスのほうが高額で、都市ガスとの差額は数倍になることも。せっかく家賃の安い物件を見つけても、その分がガス代で飛んでしまうケースも少なくありません。

都市ガスとプロパンガスでは使えるコンロも異なります。ガスの種類が異なると、いま使っているものをそのまま使えないので、新しいものを用意しなければなりません。コンロの置き場を確認することも大切です。必ずメジャーで図って、どれぐらいの大きさのものを置くことができるかチェックしてください。

最近の新築物件やリフォーム物件では、IHクッキングヒーターが採用されている部屋もあります。「そんなものが付いているなんて!」とちょっと得した気分になりますが、注意したほうがいいでしょう。IHには専用のフライパンや鍋が必要です。調理器具の買い替えで、思わぬコストがかかってしまうかもしれません。

テレビの端子やコンセントはどこにあるか?

テレビの端子がない物件はほぼ皆無だと思いますが、その場所をチェックしておくのは非常に大切です。テレビ端子がある部屋は必然的にリビング的に使うことになると思います。その部屋でゆっくりくつろぐイメージがわきますか? いま持っている家具を有効に活用できそうですか?

コンセントの位置も大切です。たとえば、ベッドの近くでスマホを充電する人が多いと思いますが、「ここにベッドを置くことになるだろうな」とイメージした場所の近くにコンセントはありますか? 延長コードを使うことも考えらえられますが、意外とはん雑になるものです。できれば、使うところの近くにコンセントがあるのがいいでしょう。

自分で用意するものはなにか? 設置を大家が認めるか?

最近はエアコンを備え付けた物件が主流ですが、2部屋以上の場合は自分で用意しなければならないこともあります。ところが、室外機を置く場所がなかったり配管穴がなかったりして、設置できないことがあります。契約する前に大家と交渉するためにも、設置できるかどうか必ず確認してください。

そのほか、カーテンや照明など自分で用意しなければいけないものを、しっかりチェックしておくといいですね。

細かい部分も問題ないか?

水圧の弱いシャワーが苦手という人は、意外と多いものです。ちなみに僕も水圧が強くないと、入浴した気になれません。内見のときに必ずチェックしておくといいですね。

鉄筋コンクリートのマンションの場合、スマホの電波状況がよくない物件があります。固定電話を使わなくなった人が多い昨今、メインの通信手段はスマホです。いざというときの死活問題になりかねないので、確認が必要ですね。

そのほか、ベランダやバルコニーに布団を干すスペースがあるかどうかなどもチェックが必要です。

こうしてチェックしたことは間取り図に書き込み、家に帰ってから振り返れるようにしておくのがおすすめです。引っ越しするときは、いくつもの部屋を内見するもの。記録を取っておくことで、あとで比較しやすくなります。スマホで写真を撮っておくことも大切。自分一人で住む場合も同居する人がいる場合も、検討材料になります。

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