こんにちは! 新築での生活を謳歌しているカオリンです。引っ越してから約8か月が経ち、だいぶ生活も落ち着いてきました。思えば今から約1年前に、“新築建て替え計画”が始動しました。前の家では、隙間風だらけの寒い冬や雨漏りに悩まされる夏の日々を送っていました。その頃と比べれば、今の家での生活はまるで天国です。
しかし、暮らしてみてから設計的に失敗したなと思った点もあります。今回は、住んでみてから気づいた我が家の反省点についてお伝えします。これから家の設計を考える人に、参考にしてもらえればと思います。
我が家の反省点3つ
時間を戻せるものならやり直したい! と思う設計的な反省点は主に3つあります。
- ドア多すぎ問題
- 和室大切にしすぎ問題
- リビングの掃き出し窓に「ひさし」は大切問題
それぞれについて詳しく述べたいと思います。
ドア多すぎ問題
(問題のドア。この短い廊下のために2つドアはいりませんでした)
我が家にはLDKとお風呂場の間に短い廊下とトイレがあります。この廊下には風呂場側とLDK側それぞれドアがついています。来客があったときに、リビング側からトイレが見えたり音が聞こえたりしたら嫌だなと思い、LDK側にもドアを付けました。
このLDK側のドアは、まったく必要ありませんでした。ドアからドアの距離が近すぎるし、閉めっぱなしにすると廊下は窓がないので真っ暗になってしまいます。
そもそも……我が家には来客があまりありませんでした笑
ほとんど開けっ放しにしているので、それなら付けなくてもよかったと思います。またドアがたくさんあると、部屋の雰囲気が閉塞的になってしまうのも問題です。来客があまりなく広々と部屋を使いたい方は、ドアの数は最低限にすることをおススメします。
和室大切にしすぎ問題
和室の畳を琉球畳にしたことはお伝えしました。しかも井草の色ではなく、ちょっとおしゃれな栗色という黒に近いこげ茶色を選びました。(→自宅の建て替え、和室はいるの?いらないの? 住宅建築業者選び4【第8回】)
しかし、これが裏目に出ました。和室を大切にしすぎてしまうのです。……というのも、選んだ畳は濃い色なので擦り傷が目立つのです。我が家は犬と猫がいます。ペットといえば、気になるのは爪のひっかき傷。必然的に、終始和室の仕切りを閉めておくことが多くなりました。仕切りを開ければ、17帖のLDKに4.5帖の和室が加わり、広々とした空間にすることができます。また、和室は東側に面しているので、朝日を部屋に差し込むこともできるのです。それなのに、畳を傷つけたくないあまり、広い空間も朝日も諦めることになりました。
ペットを飼っている方は、畳は傷つきやすいということを理解した上で、色や部屋の配置を決めた方がいいかもしれません。
リビングの掃き出し窓には「ひさし」が大切問題
(「ひさし」のない掃き出し窓。外観はすっきりして見えるのですが、不便です)
築45年の家には、茶の間に縁側があり広々とした「ひさし」がついていました。そこで洗濯物を干したりしていましたが、新しい家のリビングには掃き出し窓に庇が付いていません。オプションで取り付けるのに100万円以上はかかったので、ケチってしまいました。洗濯物は2階のインナーバルコニーに干しているので問題ないのですが、やはり掃き出し窓に「ひさし」がないのは不便です。
掃き出し窓から庭へとつながるので、サンダルを置いておきたいですよね。このサンダルが雨で濡れます。翌日に晴れると、サンダルが濡れていることも忘れて履いてしまうことがしばしば…。その都度靴下がびしゃびしゃになり、泣きたくなります。それだけのことかと言われればそうなのですが……笑 夏の雨の日なども、ちょっとした「ひさし」があれば窓を開けておいたり、翌日出す予定のごみ袋を置いておけたりするのになあ……と思いました。
今後、後付けすることも検討しています。最近の新築はコストカットのためか、インナーバルコニーが多いせいか、「ひさし」がない家が多い気がします。自分の経験から、予算に余裕があるなら、オプション料を取られてもリビングに「ひさし」を付けるほうがいいかもしれないと思いました。
今回もお読みいただきありがとうございました。次回、いよいよ最終回です!
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