住宅ローンの頭金はいくらが相場? 僕が払った金額も公開!

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住宅を買うとき、どれぐらいの頭金を払うかは悩みどころですよね。

「多く払った方が住宅ローンや金利の負担が減るけど、手元に残るお金が減るから当面の生活がカツカツになりそうだし……」
では実際、理想的な頭金の金額はどれぐらいなのでしょうか。そして、実際にみんなが払った金額は? ついでなので、僕が払った金額も公開します……笑

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頭金なしで家を買うことのメリット&デメリット

最近は頭金なしでも家を購入できるといわれています。

頭金なしで家を購入するメリットとしては、

1、手元の現金を減らさずに済み、当面の生活の目途をつけることができる
2、その分のお金を資産運用にまわすことができる

などがあります。

ただし、大きなデメリットも存在します。

1、毎月の住宅ローンの金額(つまり、利息を含む支払い総額)が増える

頭金がなければ、利息の比率は同じでも支払う利息額は多くなります。その分、毎月の住宅ローンの金額も大きくなりますから、直接家計を圧迫することになるわけです。

ローン契約時には「大丈夫、払える!」と思ってしまうこともあるかもしれませんが、子どもが生まれたり親の介護の必要が出てきたりする可能性もありますから、できればローンの金額は減らしておきたいところです。

理想的な頭金の額

一般的に、頭金の額は物件購入金額の2割以上が必要だといわれています。たとえば、3,000万円の物件なら600万円必要だということですね。

ただし、注意しなければいけないのは、これはあくまでも頭金だけの額だということ。

家を買うときには、このほかに登記費用や火災保険費用、仲介手数料などの諸費用がかかることになります。つまり、仮に600万円貯金があっても、全額を頭金にまわすことはできないということです。

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みんなが払った頭金の額

ほかの人はどれぐらいの頭金を支払っているのでしょうか? まずは、金額ではなく物件価格に対する割合を見てみます。

不動産・住宅情報サイト「HOME’S」が2012年7月に発表したデータによれば、家の購入を検討している人が準備しようと考えている頭金は以下の通りになっています。

1位 1割以下(27%)
2位 頭金なし(23%)
3位 1割~2割(17%)
4位 2割~3割(12%)
5位 3割~4割(7%)

実に50%の人が、「0割から1割以下」の頭金で家を購入しようとしているようです。
では、金額にするとどうでしょうか? 「HOME’S」を運営する株式会社ネクストが2014年11月8日に発表したデータによれば、住宅を購入した人が実際に支払った頭金の金額は以下の通りになっています。

1位 頭金なし(15.4%)
2位 1,000万円~2,000万円(15.0%)
3位 2,000万円以上(11.7%)
4位 500万円~700万円(11.3%)
5位 400万円~500万円(7.9%)

これを見る限り、高額の頭金を用意する層と頭金なしで住宅を購入する層の2極化が進んでいるようです。また、頭金の用意の仕方については、「夫のいままでの貯金」が46.8%でトップ。次いで、「家族で貯めた貯金」が40.4%、「妻のいままでの貯金」が31.5%、「夫の両親からの資金提供」が18.2%、「妻の両親からの資金提供」が11.3%と続きます。

夫あるいは妻の両親からの資金提供が合計で29.5%にもなるのは、ちょっとおどろきでした。僕はフリーターのくせに変にプライドが高いところがあり(いや、変にプライドが高いからフリーターなのかもしれません)、両親からお金を提供してもらわないとならないぐらいなら家なんて買わない方が良い、と思ってしまうので……。(もちろん、各ご家庭にそれぞれの事情があるのだと思うので、批判しているわけではありません)

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おまけ 僕が支払った頭金の額

最後に、僕が支払った頭金の額を公開します。

以前から聞いて頂いている通り、当時650万円の貯金がありました。しかし、家具のお金や当面の生活費、そしてまだ挙げていなかった結婚式のために、とりあえず200万円ぐらいは残すことにしました。ということで、住宅購入に使うお金は「420万円」ということにしました。

ただ、さきほどもお聞きいただきたように、頭金以外に諸費用がかかります。その額が約200万円。ですから、頭金に使ったお金は、約220万円です。物件価格が約3,000万円ですから、1割にも満たない金額です。

こうして改めて数字にすると、なんだか複雑です……笑

ちなみにその後どうしているかというと、住宅の購入から1年半のあいだに60万円ほど繰上返済しました。60万円という8ヶ月分の支払額に相当しますが、これだけでもそこそこの利息軽減になっているようです。可能なのであれば、頭金の金額を低く抑えるかわりに、こまめに繰上返済していくというのも一つの方法なのかもしれませんね。

以上、今回は頭金についてお聞きいただきました。最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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