僕と嫁は、役職男がウソの演技をしたのだと見抜いた上で、結局この物件を買うのか買わないのかを決めなければいけなくなりました。
役職男が演技するまでもなくこの家が非常に好条件の物件であることは明らかで、検討している間に売れてしまう可能性は高いと考えたからです。
すぐに判断を下すのはなかなか難しかったのですが、結局決め手となったのは今回も嫁の一言でした。
その嫁の一言とは――。
掘り出しもの物件のメリット&デメリットまとめ
まずは、今回検討している「掘り出しもの物件」の主なメリット&デメリットを簡単にまとめてみます。
メリット
■価格が安い
「土地約100平方メートル&4LDK&太陽光発電付き」で「約3,100万円」という物件はそうあるものではありません。僕は家を買って以来、ネットやチラシで住宅の広告を見るのが趣味になっていますが(笑)、これだけの好条件の家は見たことがありません。
また、太陽光発電付きなので、あまった電気を東京電力に売電すれば月平均数千円の利益が出ることが期待されました。
デメリット
■旗竿地(はたざおち)のため、資産価格が低い→旗竿地の詳細はこちら
以前から書いている通り、この家は「旗竿地」に建っています。旗竿地は資産価値が低い傾向にあり、将来的に土地を売却することを考えた場合、不利な条件になることが予想されました。
決め手となった嫁の一言
では、なぜこの物件の購入を決めたのでしょうか。その決め手は、嫁の一言でした。
一緒に購入するかどうか話し合っていたとき、嫁がつぶやいたのです。
「この家の玄関で、『ただいま!』って言ってる自分がイメージできるんだよね」
そんなことか! と思う方もいらしゃるかもしれません。実は、自分でも物件自体のメリットではなくて嫁のフィーリングを決め手にするなんておかしいよな、と頭では思います。
でも、そこに住んでいる姿をイメージできることって大切だと思いませんか?
特に、ここまでの記事を読んできてくださった方はご存じのことと思いますが、これまで嫁は物件を見るたびに、「私、うっかり手を離しちゃたせいで、この坂を猛スピードで下っていくベビーカーが見える」みたいなネガティブなイメージを繰り返してきました。
これはこれで正しいと思うし、こうした物件を購入しなくて良かったといまでも思っています。
そんな嫁が、この物件に住んでいるポジティブな自分の姿をイメージしたのです。別にスピリチャルな話をしているのではないですよ(笑)
いずれにせよ、嫁のこの言葉を聞いた瞬間に僕のなかから迷いは消えました。
「よし、それじゃ、この家買おう!」
こうして、僕はこの家の購入を決めたのです。
結局、最後は直感とフィーリング!!
家探しは、どこか恋愛と似ているのかもしれません(笑) グダグダと迷うようなら買わない方がいい。逆に、「これだ!!」と思ったら思い切って進んでいくのも良いかもしれません。
今回もありがとうございました。次回からは、新章に入ります。
【家を購入するなら、こちらの記事を読んでから】