実は、この家には「双子の家」がありました。少し小さな、似たような外観の家が同時に売り出されていたのです。
今回は、この物件を内覧したときに感じたことをお聞き頂きたいと思います。
「双子の家」 お隣物件のスペック
僕の家は、売主から以下のような形で販売されました。
前回お聞き頂いたように、僕が実際に購入した家は「旗竿地」に建っていました。そして、この図のように、お隣には普通の長方形の土地に建てられた家が同時に売り出されていたわけです。
スペックは以下の通りです。
■土地:約80平方メートル
■建物:約80平方メートル
■間取り:3LDK
■LDK:忘却
■その他設備:太陽光発電標準装備
部屋は1つ少ないけど、土地の形は普通の長方形なので将来リフォームなどが必要になったときに不便な想いをすることはなさそう。そもそも土地の評価も良いはずなので、資産価値も高いはず。
というわけで、僕は役職男に言いました。
「一応、隣の家も見ていいですか?」
役職男は、2つ返事で内覧させてくれました。
実際に購入した家との一番のちがいは!?
家に入った僕と嫁は、まずはリビングから見てみました。具体的な数字は忘れてしまったけれど、実際に購入した家とほぼ変わらない広さ。つまりLDK合わせて約14畳ほどだったと思います。
でも、2階を内覧したときに、最初に内覧した家との大きなちがいに気づきました。
最初に内覧した家、つまり実際に購入した家の2階は以下のような形になっています。
かなり、縦横の比率がおかしい図になってしまいましたが……笑
一方、お隣の物件の2階は以下のようになっていました。
注目して頂きたいのは、廊下の長さです。
僕が実際に購入した物件はある程度の長さ廊下があるのに対し、お隣の物件は廊下がほとんどありません。
もしかすると「廊下なんていらないでしょ。その分を居室に使った方がいいでしょ」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、廊下の有無によって圧倒的にちがうことがあります。
それが解放感です。
僕が実際に購入した家の場合、階段の脇が窓になっているため、日差しの入る明るい廊下になっています。ところが、お隣の家は階段をのぼると、目の前にドアが3つ。解放感がありません。
一応、2階の居室3部屋もすべて内覧しましたが、2階にあがったときの解放感のなさがどうしても気になりました。しかも、価格は実際に購入した物件よりも高いのです……。
「この家を買う選択肢はないな……」
こうして、僕は「双子の家」を検討から外すことにしたのでした。
僕が買った家のように、売主が同じ場所に複数の物件を一度に売り出していることがあります。こういう場合、いくつかの物件を内覧し比較すると良いと思います。外観を見ただけではわからないちがいを発見することができると思います!
次回は、「だまされてはダメ! 不動産仲介業者の営業マンの下手な演技!!」についてお聞き頂きたいと思います。今回もありがとうございました!
【家を購入するなら、こちらの記事を読んでから】