戸建てを購入するとき、インターネットで漠然と探してはいけない理由

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 0

前回は、新たな物件を探すなかで、掘り出しもの物件を見つけたことについてお聞き頂きました。今回は、インターネットで物件を探すときの注意点についてお聞き頂きたいと思います。

スポンサーリンク

不動産販売のシステム

念のため不動産の販売システムを確認すると、多くの場合、以下のような方法がとられています。

売主(家を作り売る業者)

仲介業者(売主と買主をつなぐ業者)

買主(僕のような一般の消費者)

わかりづらいかもしれないので説明を加えます。

まず、「売主」は実際に家を作り販売する業者です。この売主は「仲介業者」を通して、僕たち「買主」に物件を販売します。売主と買主の間に入る仲介業者は、契約が成立したときだけ成功報酬のような形で、売主と買主の双方から規定の「仲介手数料」を手に入れます。

ここで大切なことは、売主が契約している仲介業者は一社ではないということです。

当然ですが、売主は物件を売りたがっています。ですから、その機会でできるだけ多く生むために、多くの仲介業者と契約しているのです。

インターネットで物件を探すときに大事なことは?

ここでようやく今回のテーマ「インターネットで物件を探すときの注意点」につながってきます。

僕たちが、インターネットで物件を探すには、主にSUUMOやHOME’Sなどの大手住宅情報サイトを利用すると思います。でも、ここに広告を出しているのは売主ではありません。仲介業者です。

さきほど、売主は複数の仲介業者と契約しているのだと書きましたが、この仲介業者も手数料を手に入れるために家を売りたがっています。
すると、どうなるか?

複数の仲介業者が同じ物件の広告を出すことになるのです。逆にいえば、SUUMOやHOME’Sなどのサイトには、同じ物件の広告が複数出ているのです。

で、あれば……。

家を購入しようと考えている人は、この状態を利用するべきです。そのためには、とにかく広告を「比較」すると良いと思います。

一番面白いちがいは、物件の価格です。

たとえば僕があるサイトで見つけた家は、5社ぐらいが広告を出していました。でも、この価格が結構まちまちでした。

その一部をあげると……

A社…3,480万
B社…3,280万
C社…3,080万

という感じです。

おそらく、この物件はもともと3,480万円で売りだされたのでしょう。でも、なかなか売れなかったために、売主が価格を下げた……。そんな背景がうかがえます。

なぜA社やB社が広告を差し替えなかったのかはわかりません。もしかしたら、広告を出した翌日に売主が価格を下げたという事情があるのかもしれません。

でも、そんなことは消費者には関係ありません。もし自分が「この家がほしい!」と思ったら、どこに連絡しますか?

答えは、当然一番低い価格の広告を出しているC社です。物件を契約するときには必ず価格交渉をするわけですが、C社なら「3,080万円」を基準に交渉できるわけですから。

もちろんA社やB社の社員も売主が価格を変更していることは把握しているはずですから、結果は同じなのかもしれません。プロがこの記事を読んだら笑ってしまうのかもしれまぜん。

でも、仲介業者は物件の価格が高いほど多くの仲介手数料を手に入れることができます。もしかすると、広告の価格を基準に交渉しなければならなくなるなんて可能性もないとは限りません。

数千万円もする高い買い物です。わざわざリスクをとる必要はありません。インターネットで物件を探すときは、よく広告を比較して一番低い価格で出している仲介業者に連絡すべきだと、僕は思います。

インターネットで効率的に家を比較するために見ておくサイト

たった1分で注文住宅から建売、マンションまで、持ち家の資料を一括請求できるサイトです。家探しの手間を省いて、その分、気になる家の比較にじっくり時間をかけることができます。三井のリハウス、オープンハウスなど信頼できる住宅・不動産会社が全国300社以上登録しています。


【タウンライフ不動産売買(購入)】希望の不動産を無料でご紹介

【家を購入するなら、こちらの記事を読んでから】

今回もありがとうございました!! 次回は、「2階建て? 3階建て? 買うならどちらがいいの? ~3階建て物件のメリット&デメリット~」についてお聞き頂きたいと思います。

スポンサーリンク
最下層