目次
戸建て購入のメリット
まずは、戸建てのメリットからです。
自分で修繕積立金をしておけば、自由に好きなところを直すことができる。
マンションの場合、修繕積立金で直すことができるのは建物そのものや共有スペースで、自分の部屋については直すことができませんでした。
一方、戸建の場合、キッチンでもトイレでも外壁でも、必要なところを好きなタイミングで修繕することができます。
資産価値が下がりづらい
購入代金には土地の価格が含まれます。そのため、相当なことがない限り、数十年後もある程度の価格で売却できる期待が持てます。ただし、土地の権利形態が「所有権」の場合です。
子育てに向いている
戸建住宅は、コンクリートの壁一枚で隔てられているマンションと異なり、多少子どもが騒いでもソファから跳び降りても、近隣の方に迷惑をかけることはありません。
また、庭がある場合は泥遊びをさせてあげることもできますし、ビニールプールで遊ぶこともできます。
ペットの飼育や楽器演奏などが自由にできる
マンションのように居住にあたってのルールがあるわけではないので、ペットも飼えるし楽器も演奏できます。ただし、度が過ぎると近隣の方々の迷惑になることがあるので注意が必要です。
戸建て購入のデメリット
では、デメリットはどうでしょうか。
ご近所との付き合いに注意しなければならない
戸建を買うということは、大きな理由がない限り10年単位でそこに住むということです。昔から「向こう三軒両隣」といいますが、ご近所の方々とはなるべく親しく付き合っていく方が良いと思います。そのためにも、町内会で決められたルールを守るなど多くのことに注意して生活する必要があります。
防犯性が低い
マンションと比べるとどうしても防犯面に弱くなります。その分、自分で対策をしなければならないため、お金と労力がかかることがあります。
駅から遠いことが多い
戸建住宅は駅から離れた地域に建てられていることが多いため、出勤に電車を使っている方にとっては比較的不便です。もちろん、駅から5分以内の場所にも物件はありますが、価格が高い傾向にあります。
これは、購入する物件を検討するなかで知ったことですが、駅のある坂の下の物件は坂の上の物件と比べて約1,000万円高いようです。
高齢になったときに不便
多くの戸建は2階建てか3階建てです。特に3階建て物件の場合、リビングが2階にあることが多く階段を昇降する機会がどうしても多くなります。若いうちは大丈夫でも、高齢になると辛くなると思います。
庭がある場合、手入れが大変
庭の雑草は抜いても抜いても生えてくるものです。マンガ「ドラえもん」には、主人公のび太が苦労して庭の草むしりをしているシーンがよく出てきますが、こんなに面倒なことはありません。また、4とも関連しますが、高齢になると庭の手入れも相当な重労働になることが予想されます。
僕と嫁はこうしたメリットとデメリットをよく考慮して、実際に戸建を買うのか買わないのかを検討することにしました。
今回もありがとうございました。次回は、「デメリットをメリットに変える発想力」についてお聞き頂きたいと思います。