両親教室の内容は? 赤ちゃんが泣き止まない場合の対処法。乳幼児揺さぶられ症候群について勉強&お風呂(沐浴)講習を受けてきたよ!

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こんにちは、管理人です。

妻が妊娠8ヶ月目に突入、あと2か月ほどで出産を迎えます。だいぶお腹が大きくなりましたが、そのなかで動いている子がもう少しで出てくるなんて……まったく信じられません笑

こうしたなか、妻と一緒に両親教室に行ってきました。このなかで教わったことを紹介します!

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「乳幼児揺さぶられ症候群」ってなに?

テレビで「父親(母親)が生後●ヶ月の子どもを強く揺さぶって死なせた」というニュースを観ることがあります。おそらく赤ちゃんが泣き止まないことにイライラ、あるいはパニックとなり思わず揺さぶってしまったのでしょう。

「生まれたばかりの赤ちゃんを相手にイライラしても仕方ないのに……!」と思う方がいらっしゃるかもしれません。でも、僕がニュースを観ていていつも感じるのは、「自分も同じことをしてしまうかもしれない……」ということです。

僕が参加した両親教室では、一番はじめに「子どもが泣き止まないときの対処法」を教わりました。

乳幼児揺さぶられ症候群について

赤ちゃんが激しく揺さぶられたときに起きる「脳の損傷」を「乳幼児揺さぶられ症候群」といいます。説明してくれた保健師さんによると、そのメカニズムはこうです。

まず、頭蓋骨のなかで脳が激しく揺さぶられます。その結果、「脳血管の切断」「脳神経の切断」「脳の腫れ」などが発生。これによって「言語障害」や「歩行障害」、「失明」などの後遺症が残るだけでなく、最悪の場合「死」に至る危険性もあるといいます。

ボクシングについて詳しいわけではないのですが、いわゆる「パンチドランカー」が発生するのと同じメカニズムのように思えます。生まれたばかりの赤ちゃんが激しいパンチにさらされた……と考えると、正常でいられるはずはないということがイメージできますよね。

ただ、乳幼児揺さぶられ症候群が起きるのは、あくまで「激しく揺さぶられたとき」だけ。いわゆる「高い高い」などでは起きません。「あやす」行為にまで敏感になる必要はないそうです。

赤ちゃんが泣き止まないときの対処法は?

保健師さんが言うには、赤ちゃんが泣いたときはまずは赤ちゃんが望んでいそうなことを考えるべきだそうです。そして、ミルクを飲ませてみたり、オムツをチェックしてみたりします。さらに泣き止まない場合は、「シー」という声を聞かせてみるといいそうです。これは赤ちゃんがお腹のなかで聞いていた血管の音に近い音だから。胎内のことを思い出して安心するのですね。あるいは、おくるみでくるんであげるのも効果的だといいます。大人も同じですが、なにかに包まれるだけで安心するといいます。

そして、ここからがポイントです。考えられるありとあらゆることを試しても赤ちゃんが泣き止まない場合、赤ちゃんをベビーベッドなどの安全なところに移して、その場を離れて構わないそうです。ちょっと驚きの内容ですが、おそらく泣き止まない赤ちゃんを前にイライラして虐待してしまったり、育児ノイローゼになってしまったりするよりはずっといいということなのだと思います。保健師さんからは、「赤ちゃんは泣くものです。泣かしていけないわけではありません」という話がありました。

ただ、高熱があるようなときは医療機関を受診すべきだそうです。(それはそうですね笑)

お風呂(沐浴)の入れ方

僕がこの両親教室に参加した最大の目的は、お風呂の入れ方を教えてもらうことです。僕には甥っ子と姪っ子がいるのでオムツ替えをしたことはありますが、お風呂に入れたことはありません。しかも、入浴は一歩間違うと命に関わる重大なこと。一度誰かに教わらないと不安だったのです。

お風呂の入れ方

さっそく保健師さんに教わったお風呂の入れ方をまとめます。僕が右利きなので右利き用となります。左利きの方は左右を反対にしていただければと思います。

1、赤ちゃんを足からベビーバスに入れる。
2、左手のひらで赤ちゃんの首を支える。
3、左手の小指と親指で赤ちゃんの耳たぶを折って耳の穴をふさぐ(←耳に水が入るのを防ぐため)。
4、赤ちゃんをゆっくり仰向けに倒し全身がお湯に浸かるようにする(180度倒す感じではありませんでした)。
5、寒くないようにお湯をかけてあげる。
6、ガーゼで顔を拭いてあげる。目を拭くときは左右でガーゼの面を変える(目の細菌が逆側の目に感染するのを防ぐため)。
7、頭や髪の生え際、耳の後ろなどを洗う(乳児脂漏性湿疹にならないよう赤ちゃん用ソープなどで)。
8、体の前面や腕を洗う(指にゴミを握っていることあるので手のひらを確認)
9、右手を赤ちゃんの左脇の下に入れて支え赤ちゃんを立てる。そのままゆっくりとうつぶせに寝かせていく。うつぶせになったときに右前腕部に赤ちゃんの頭が乗るようにするとうまく支えられる。(↓のような感じ)

10、左手で赤ちゃんの背中を洗う。
11、おしりの割れ目に汚れが溜まっていることがあるので綺麗にしてあげる。
12、左手で赤ちゃんの首を支えて再び仰向けにする。
13、全身にかけ湯をしてあげて終了。

お風呂に入れるときの注意点

赤ちゃんをお風呂に入れるときの注意点も教わりました。

・最低でも1か月検診まではベビーバスに入れる(免疫力が弱いため)。
・ちなみにママさんも産後1か月はシャワーだけで済ませる(こちらも免疫力が弱いため)。
・お風呂に入れるときは体に異常がないかを確認する絶好のチャンス。
・38度以上の熱が出ているとき、体調不良で機嫌が悪いとき、下痢をしているとき、ミルクを吐いてしまうとき、授乳の直後などの入浴は避ける。
・お湯の温度は38~40℃。(お風呂に浮く温度計などを用意するといい)
・お風呂に入れるときは、湯冷めを防ぐために服とオムツをあらかじめセットにして用意しておく。
・長湯は避ける→8分~10分ぐらいまで。
・おしり以外にも膝の裏や股には汚れが溜まりやすいので注意
・耳の穴や鼻の穴などは綿棒でお掃除。

先輩ママのお話

今回の両親教室では、生後数か月の赤ちゃんを持つ先輩ママが登壇し、話をしてくださいました。その内容を箇条書きでまとめます。

・もともと子どもは好きではなかったが、自分の子どもはかわいいと思える。
・育児では辛いこともあるが癒されるときもある。
・自分の命が惜しくないとはじめて思えた。
・育児に困ったら周囲にいる人を頼るべき→行政、祖父母、先輩ママ。子育てサポートをしてくれる施設などを利用。
・イライラしたときの解消法は赤ちゃんが眠ったときに好きなことをすること。
・授乳は昼夜問わず3時間おき。
・自分が眠る時間=赤ちゃんが眠っている時間。
・ご主人が忙しく家にあまりいなかったため、「パパ見知り」が起きてしまった。

今回は両親教室に参加して教わったことをまとめました。一番大きな目的であった沐浴を体験できたことは本当によかったと思います。

また「乳幼児揺さぶられ症候群」という言葉は知っていましたが、詳しく勉強したことはありませんでした。産後から10日ほど、ママさんは情緒不安定になることがわかっています。赤ちゃんがどうしても泣き止まないとき、僕や妻がイライラしてしまうことがあるでしょう。でも「乳幼児揺さぶられ症候群」について知ったことで絶対に揺さぶることはしないと夫婦で誓いました(もちろん叩いたりもしません)。

妻の出産はもう間近。はじめに書いたようにイマイチ実感がわかないのですが、こうした経験を通して少しずつ父親になっていければいいなと思います。最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

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