今回は、先週からはじまったカオリンの建て替え企画の第2回目です。第1回目はこちら。
さっそくどうぞ!!
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こんにちは。築45年の家に住むカオリンです。
前回は、我が家で大規模な雨漏りが発生したことをお伝えしました。今回は、屋根修理の業者に、見積もりを出してもらったときのエピソードをお聞きいただきたいと思います。
> 第1回目から読む
45年経過した屋根の状態
雨漏りが起きてすぐ「雨漏り修理・25000円から」と掲載されているサイトへ電話をかけました。修理会社に直接つながるものだと思っていたら、業者を紹介してくれる仲介のサイトでした。住所と状態を伝えると、その日のうちにA社という住宅修繕業者から連絡があり、あちらの都合で一週間後に見積もりを立てに来てもらうことになりました。
ところで……。
みなさん、今年の夏は記録的な大雨が何度も続いたことを覚えているでしょうか?
実は、我が家は修理依頼の電話をかけてから1週間の間に我が家はさらに2回、大洪水に見舞われました……。
その後やってきた修理業者は、「昨日は大変な雨でしたねえ。雨漏りしましたか?」と当たり前のことを尋ねてきました。雨漏りしているから頼んでいるのです。
渡された名刺を見ると「代表取締役」と書いてあります。どうやら、地元で展開している小さな住宅修理業者のようでした。
全然関係ないのですが、その男性……なぜかいまどき流行らないカンカン帽をかぶっていて、まるで月亭可朝のような(古くてごめんなさい!『ボインの歌』の人です)いでたちです。
あやしいっ! あやしすぎるっ!!
(月亭可朝師匠 師匠はあやしい方ではないはずです笑)
天井には、雨水が漏れていた箇所以外にも点々とシミがいくつも出来ていました。
カンカン帽は「もしかしたらこれはおおごとかも知れませんよ、奥さん」と深刻な顔をみせ、屋根に上っていきました。私は仕事で立ち会えない夫から全てを任されていたので、「絶対にぼったくられてたまるか」との思いからカンカン帽の後を追い、自分も屋根に上りました。
しかし、カンカン帽が瓦をはがしていくと、とてもショッキングな状況を目の当たりにすることになりました。瓦の下の防水シートが隙間だらけで、スカスカの状態だったのです。本来びっしりと隙間なく張られていなければならないらしいのですが、耐用年数が過ぎて劣化してしまったようです。さらに日本瓦の寿命も過ぎていて、とても割れやすい状態になっているとのことでした。
(劣化した防水シート もはやシートの役割を果たしていないですね笑)
つまり、雨漏りの原因は、何かの拍子に空いた穴などではなく、瓦と防水シートの劣化だったのです。もし屋根の総葺き替えをしなければ、今後いたるところから雨漏りが起こるだろうということでした。
「まあ……200万円はかからないでしょう」
カンカン帽は言い放ちました。
200万円!? かかっても数十万円だと思っていたのに!
ショックで言葉が出ない私を残しカンカン帽は帰っていきました。正確な見積もりを出すには、さらに2週間かかるということでした……。
屋根修理の見積もりがきた
さらに3回の雨漏りに見舞われながら待つこと2週間、再びカンカン帽がやってきました。今回は夫婦での対応となりました。出された見積もりがこちらです。
約183万円……。
覚悟はしていたものの実際に書類を突き付けられると重たいものがあります。ガルバニウム鋼板は、瓦よりも軽くて丈夫でさらに安価だということで薦められました。瓦の方が長持ちはするのですが、重たいので地震が起きた時、家にかかる負担が大きいとのこと。材料費や修理費以外にも、古い瓦の処分費などが結構かかっているようです。
私は事前にネットで、「屋根修理費の相場」を調べていました。それを参考にして、出された見積もりが詐欺に値するほど高額ではないと判断しました。他の業者にも見積もりを立ててもらおうかとも思いましたが、さらにまた何週間もかかるかもしれないと思うと気が進みませんでした。
「屋根さえ変えてしまえばあと30年は持ちますよ」
この日も絶好調のカンカン帽が愛想笑いを浮かべます。私は雨漏りのストレスから一日も早く解放されたかったので、この見積もりでお願いしようと思いました。
すると……。
今まで黙っていた夫が口を開きました。「新築の建て替えも検討しているので、少し考えてもいいですか?」
はい? いまなんと……?
新築?
建て替え?
初めて耳にします。
私は慌てました。
でも、もっと慌てたのはカンカン帽です。
「いやいや、もったいないですよ。今どきこういう平屋は珍しいですからね。大事に使った方がいいです」
本当に大事に使った方がいいと考えているのかもしれませんが、この修理が流れると単純に183万円の損失になるわけです。そりゃ、慌てるなという方が無理ですよね笑
それにしても、夫はなぜこんなことを言い出したのでしょうか? やはり、カンカン帽の見た目があやしすぎたのか、それともホントに建て替えを考えていたのか……。
夫の真意は次回、お伝えしたいと思います。今回も、ありがとうございました。
第1回目の記事はこちら→「【新企画スタート】家の建て替え時期は、築30年」
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