NIMBY(忌避施設/嫌悪施設)が建つことはないですか? その読み方も!

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 0

家を購入するとき、「近くに大きなスーパーがあると便利だな」や「子どものことを考えると学校は近いほうがいいな」と考えると多いと思います。その一方で、近くにはなるべくないほうがいい施設はうっかり見落としがちです。家を探すときは、「NIMBY(ニンビー)」の存在を忘れないよう注意が必要です。

スポンサーリンク

どのような施設が「NIMBY」と呼ばれるの?

「NIMBY」は「Not In My Back Yard」(僕の家の裏には不要です……と訳せばいいでしょうか)の略。「忌避施設(きひしせつ)」「嫌悪施設」とも呼ばれます。一般的には、反社会的勢力(暴力団)事務所やカルト教団、墓地や火葬場、ラブホテルや性風俗店、ゴミ焼却炉や工場、原子力発電所や核燃料再処理工場、米軍基地、発電所、刑務所などが挙げられます。

念のためですが、こういった施設が社会にとって有害だというのではありません。ただ、一般的に敬遠されることが多いというだけのことです。

なぜ避けられることが多くなるのでしょうか。それは治安や環境、心理面のトラブルが起きやすくなると考えらえるからです。米軍基地の近くは戦闘機の騒音がひどそうですし、原子力発電所の近くは事故による被害を受けやすそうです。子育てする家の近くにパチンコ店やラブホテルがあるのはなんとなく嫌……と感じる人は多いのではないでしょうか。

こうしたためか、家の近くにNIMBYがある場合は、不動産業者から告知されることがあります。実際、僕が家を探していたときも、「実はバルコニーから墓地が見えるんですよ……」と告げられたことがあります。

NIMBYと無縁の家で生活するためには?

困るのは、自分が家を購入したあとにNIMBYができてしまうことです。「購入した家の近くにパチンコ店ができてしまった」というようなことが起きないとは限りません。

こうした事態を防ぐためには、少なくとも「第一種住居地域」を選ぶことです。詳しく書くと複雑なので割愛しますが、簡単にいえば以下のようなものの建設が規制されています。

・麻雀店
・パチンコ店
・勝馬投票券発売所
・カラオケボックス
・映画館
・キャバレー
・クラブ
・ラブホテル類

これだけでも、家を購入したあとに歓迎できない施設が建ってしまう危険性は少なくなると思います。

ちなみに僕のうちは、「第一種低層住居専用地域」に建っています。こちらも細かく書くと複雑なのですが、さらに以下のようなものも規制されています。

・店舗
・事務所
・ホテルや旅館
・展示施設
・運動施設
・警察署
・消防署
・保健所
・大学や高等専門学校、高校(ただし、幼稚園や小学校、中学校、高校はOK)
・高さのある建物

必然的に駅から徒歩10分程度は離れてしまうことになりますが、NIMBYを避けるのなら第一種低層住居専用地域を選ぶのも一つの案ではないかと思います。

難しいのはどんな施設に嫌悪感を抱くかは、完全に個人の主観の問題だということです。幼稚園や保育園の騒ぎ声を迷惑に感じる人もいれば、逆に元気な子どもの声を聞けてうれしいと感じるお年寄りもいるかもしれません。また、0歳~6歳の子どもを持つ夫婦なら「近くに保育園があるなんてありがたい!」と思うかもしれません。大切なのは、自分にとってのNIMBYを明確にしたうえで、家を探すことだと思います。

家を購入する前に見ておいたほうがいいサイト

こうしたNIMBYを上手に避けて理想の家を手に入れるには、徹底した調査をすることが大切です。ただ、自分でいくつも不動産会社をまわって家を探すには、時間も手間もかかってしまいます。

【タウンライフ不動産売買(購入)】希望の不動産を無料でご紹介」なら、全国600社以上が持つ土地情報を無料で入手。入力に1分かかってしまうのが手間といえば手間ですが、理想の家の情報を手軽にピックアップすることができます。

また、通常インターネット上に出ている情報は、市場に出回っている情報のわずか10%~30%ともいわれています。このサイトなら、全国の600社がそれぞれの情報網と営業努力によって仕入れた非公開物件も多数。家がほしいけど、どうしたらいいかわからない方のために、「成功する家づくり 7つの法則」の無料プレゼントもありますよ。

タウンライフ不動産についてもっと知りたい方はこちら!

タウンライフ不動産の評判と優良物件を紹介してもらうコツ

スポンサーリンク
最下層