前回まで3回にわたり、住宅ローンについてお伝えしました。
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我が家の場合、工務店と本契約を交わしてから引っ越しまでの期限は約1ヶ月。住宅ローンや設計の話し合いも大切ですが、なによりこの1ヶ月間で引っ越しを終わらせることが最重要課題でした。
なめてました……1ヶ月で引っ越しなんて! 建て替えならではの難関が待ち受けていたのです。
引っ越すために決めなくてはいけないこと
家の建て替えで引っ越す場合、まず決めなくてはいけないことが3つあります。
- 建て替え期間中の仮住まい先
- 仮住まい先で使わないものを預かってもらう場所
- 引っ越し業者
4ヶ月という短期間だけ、住んだり荷物を預けたりするということは思いのほか大変だと知りました。とにかく1と2は選択肢が少ない! それぞれについて調べたかぎりのことをお伝えしたいと思います。
仮住まい先(ペット可物件)を探す
我が家には柴犬と猫がいます。ペット(特に、小型ではない犬)を飼っている方に伝えたいのですが、仮住まいの受け入れ先は本当に少ないんです! 「ペット可物件」というのは結構あります。ただし「小型犬や猫に限る」という条件がほとんどです。
全くないというわけではありませんが、家賃は高めになります。さらに敷金も1〜2ヶ月分くらい多くとられます。ペットがいると部屋を汚したり傷つけたりしてしまう場合があるので、仕方はないのですが……。我が家には出せない金額でした。
ペットホテルにペットを預けて、自分たちだけ住める賃貸を探す……という案も考えました。しかしペットホテルも安くありませんでした。私が調べたところでは月約8万円(中型犬1匹分)でした。これじゃあ意味ないじゃん! しかも、4ヶ月離れて暮らすなんて寂しすぎ!!
そして我々は「栃木にある私の実家に身を寄せる」という最終手段をとったのです。幸い夫が仕事場に通えるギリギリの距離。実家だと窮屈な思いもするので正直乗り気ではなかったのですが……。これで仮住まいにかかる費用を一切払わずに済みました。近くに両親が住んでいたことに感謝!
ペットを飼っていない方にとっても、敷金や礼金、仲介手数料など賃貸契約の初期費用はなかなか痛い出費だと思います。我が家はペットがいたのであきらめましたが、仮住まい先にマンスリーマンションを選ぶ方もいるようです。マンスリーマンションは初期費用がほとんどかかりません。家具や家電も備え付けなので、荷物の搬入も少なくて済みます。ただし、家賃が高いのが難点。建築期間が長くなるようなら、初期費用を払って賃貸物件に住んだ方が安い場合もあります。
短期の賃貸契約、しかもペット付きなんて喜ぶ貸し手はまずいません。ペットがいてもいなくても、早めに物件を探しだした方がいいですよ!
荷物の預かり場所と引っ越し業者を探す
私たちが調べたところ、預かり場所について2つ選択肢がありました。
1つは家の近くの貸倉庫と契約を結び、4カ月間預かってもらう。もう1つはクロネコヤマトの建て替えパックで、引っ越しと倉庫預かりをまとめてやってもらうことです。
(貸しコンテナ 埼玉は国道沿いに沢山あります。転載元:新谷工務店)
家の近くの貸倉庫(8帖)は初期費用なしで月の賃料約2万円でした。2万円×4ヶ月で8万円です。
クロネコヤマトの建て替えパックは、往復の引っ越しと専用倉庫での荷物預かりがセットになっています。荷物の量や時期で見積もりは変わりますが、我が家の場合は4tトラックを2台出してもらっておよそ37万円でした。
ちなみに、引っ越しだけの料金をみるとサカイやアートの方がヤマトよりも安かったです。自分たちで倉庫を借り、引っ越し作業だけ業者に頼んだ方がヤマトのパックより数万円安くなる計算でした。
ただ、結局はパックになっていて手間が省けるヤマトを選びました。
私の知る限りでは、この料金で荷物まで預かってくれるところはヤマトさんだけです。建て替えの予定がある方はぜひ一度調べてみて下さい。
(クロネコヤマト建て替えパック)
ちなみに、トランクだけ借りたい場合は、こちらの「指示するだけでトランクルームから荷物を配送できる宅トラ」が便利です。
一般的にトランクルームは、自分で行って荷物の出し入れをしなければなりません。その手間と時間は、結構バカにできないところがありますよね。食事や子どもの世話などを考えると、本当にわずらわしいと思います。
でも、この「宅トラ」は、パソコンやスマートホンからインターネットで指示するだけで、荷物の運搬をしてくれます。自分で荷物を運ぶ必要がないので、時間と手間を圧倒的に削減することができます。その時間を家事に使うこともできますし、リラックスタイムに使うこともできます。荷物の運搬は、仕事が丁寧なクロネコヤマトがやってくれるので安心です。(いや、別にクロネコヤマト推しではないのですが……笑)
今回もお読みいただきありがとうございました。次回に続きます。
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