2017年4月、家を買ってから3年半のうちにも、ついに班長の順番がまわってきてしまいました。ただ、「まわってきた」といっても、明確に順番が決まっているわけではありません。僕が住んでいるのは、お年寄りだけの世帯や小さいお子さんがいる世帯が多いエリア。まだ、子どものいないうちは班長に“適任”だということのようです。
こんな事情で班長として仕事をして約1ヶ月。役に立つことからどうでもいいことまでいろいろと感じていることがあるので、まとめてみたいと思います。
ポスティング作業をしていると、一度は“不審者”だと誤解される
班長の仕事の一つに、「ポスティング」があります。基本的に班の方々に読んでほしい資料は回覧板に挟んでまわすのですが、「県民だより」などの冊子は回覧板に挟み込むことができないため、各ご家庭のポストに直接入れるのです。
僕が住んでいるエリアには約30世帯があります。必然的に、ポスティングする資料は相当な量に。ビニール袋一杯の紙束を持って道を歩くことになるわけですが、これがなかなかツライのです。
道に人がいないときは問題ないのですが、ポスティングする家の方が偶然にも門前のお掃除などをしているときなどはいたたまれない気持ちになります。同じ班といえども、知らない人はたくさんいます。話をしたことがない人だけでなく、顔すら合わせたことがない人がいるわけです。
こちらも、なるべく明るく朗らかに「こんにちは~」と声をかけて「●●班の××です。町内会の資料なのでよろしくお願いします」と手渡しますが、相手は一瞬明らかに不審な目が……。もちろん、1秒ほどで相手の方は状況を理解してくれますが、地味に傷つきます笑
また、こんなケースもあります。
多くの場合ポストは家と公道の境目にあるのですが、1~2割ほどの家は門を入って10歩以上行った玄関脇にポストを設置しています。仕方なく門を開けてポストに資料を入れるのですが、そのあとに悲劇が起こることがあります。
門を閉めて出たときに、偶然にもお隣の住人の方と会ってしまうことがあるのです。このとき見せるギョッとした表情ったら……。お隣の方にしてみれば、門を開けて出てきたのがよく知っている住人とは違う人間だったわけなので、驚くのは当然です。とはいえ、こちらも仕事でやっていること。そんなに不審な顔をしなくても……。
1年間仕事をするうちにきっと顔を覚えてもらえると思うのですが、慣れるまではちょっとショックな気持ちになりそうです笑
わかったこと→班長になる前から仲良くしておくことが大切。
(できるだけ顔を覚えてもらうよう、普段から挨拶などをしていたのですが……)
ポスティングの準備はめんどくさい
実際にポスティングする前に、資料をセッティングしなければなりません。僕が所属する自治会では、一回につき4~6種類の資料をポスティングします。資料自体は本部役員の方から世帯の数だけもらうことができますが、各家庭に配布するための準備は自分でしなければなりません。
少しわかりづらいかもしれないので例を出します。たとえば、「資料Aを30部」「資料Bを30部」「資料Cを30部」もらってきたとします。これを「資料ABCをまとめて1部×30」にして各家庭に配布しなければならないわけです。
方法は簡単ですよね。各資料を横にならべて1部ずつ取ってセットにするだけ……なのですが、「県民だより」などの冊子系はかさばるし、1枚ペラのものは2枚がくっついてしまうしで、1部ずつ取るのはなかなか難しいのです。すべてセットしてみると、1部足りないものが必ず出てきてしまいます。この場合、30部すべてを見直してどこに同じものが2枚あるか確認しなければなりません。ところが、くっついてしまっているため、なかなか見つからないことも。ホントに二度手間三度手間ですよね……。
自分の不注意ではあるのですが、ポスティングの準備はなかなか面倒なものです。
わかったこと→指サックは必需品
(事務職の人がよく使う、紙を簡単に数えるためのものですね)
回覧板が進むペースは「一日平均3軒程度」
班長になるまで気づかなかったのですが、回覧板がまわるペースは想像以上に遅いものです。はじめて回覧板をまわしたとき、あまりに戻ってこないのでなにか“事故”でもあったのかと心配しました。
僕が住むエリアでは、以前から回覧板に「●/●」と日付を書くチェックシートを挟んでいます。戻ってきた回覧板の記録を見ると、1日に5軒以上進む日ときもあれば、1日に1軒しか進まないときも。共働き世帯が増えたいま、当然のことだと思います。
ただ回覧資料には、イベントのお知らせなど期限までに読んでほしいものがあります。そうであれば、班長ができることは一つ。自治会本部から資料をもらった翌日の朝には回覧板をまわすのです。ここまでやって期限までにまわらなかったら、もうあきらめましょう笑
わかったこと→来年、自分が班長になったときには、なるべく早く回覧板を次の家にまわすようにします。
(実は、少しのあいだうちで止めたことがあります。すみませんでした)
班長の仕事を約1ヶ月やって感じたことをまとめてみました。全国の班長の方やいずれ班長になることがわかっている方の役に立てば幸いです!
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