株式投資をはじめて9ヶ月が経ちました。序盤は15連勝したこともあり管理の利益を出していましたが、東洋エンジニアリングで大敗したことが影響しほぼトントン……。思うようにはいっていませんが、「15連勝」という結果が出たことについてはまずまずなのかもしれません。
株をはじめたころは最初の資金30万円をすべて失う覚悟でした。ところが、実際は悪くない数字を出しています。それを支えているのは、この9ヶ月で読んだたくさんの本の存在です。今回は、僕が実際に読んだ本のなかから、すぐに結果を出すために読んでおくといいものを“おすすめ度順”に紹介します。
目次
第1位 スタバ株は1月に買え!: 10万円で始めるイベント投資入
とにかく「すぐに!」結果を出したいのなら、この本がもっともおすすめです。
日本には「株主優待」を用意している企業がたくさんあります。市場に参加している人がこれを得るためには、「権利付き最終日」に株を保有している必要があります。株主優待に魅力を感じている人は、この権利付き最終日前に株を購入することになります。株の価格は需要と供給の関係ですから、「この株ほしい!」という人が多くなると価格は上がっていきます。ここに目を付けたのが、この本の筆者である夕凪さんです。
夕凪さんが本のなかで語っていることの基本は、「権利付き最終日」の2~3ヶ月前のまだ株価が安い時期に株を購入し、株価が上がったところで売り抜くことです。
図にするとこのような感じでしょうか。
実際にやってみると売却するタイミングが意外と難しいのですが、損をすることはほとんどありません。株をはじめたばかりの人が簡単に利益を出すには最適だと思います。実際、僕の15連勝のうち半分ぐらいはこの手法によるものです。
また、株主優待の権利付き最終日などを「イベント」と呼びますが、市場にはほかにもさまざまなイベントがあります。夕凪さんが提唱するのは、こうしたイベントを利用した投資手法です。本を読むとさらに理解が深まると思います。
第2位 株は技術だ! 倍々で勝ち続ける究極のチャート授業
この本は、株主優待株のイベント投資ばかりしていた僕の価値観を本当に大きく変えました。もちろん、優待株を利用すればある程度安全に儲けることができます。実際、僕はいまもこの手法で稼いでいますから、この点を疑うわけではありません。ただ、株式投資1年生の僕が考えただけでも、優待株を活用した投資にはいくつかの欠点があります。(具体的な欠点については別の機会に)
できればもう一つ、鉄板の投資手法を身に着けたい……!
こんなことを考えているときに出会ったのが、この「株は技術だ! 倍々で勝ち続ける究極のチャート授業」です。この本が提唱しているのは、「株価の安いところで現物買い、株価の高いところで空売り」を組み合わせた手法です。
実際はこんなに単純ではありませんが、図にするとこんな感じでしょうか。
簡単に補足すると、このようになります。
- 株価の底で現物買いを入れる
- 天井で現物買いを手仕舞い→利益を得る
- 天井で空売りを入れる
- 底で空売りを手仕舞い→利益を得る
- 底で現物買いを入れる
カンのいい方ならこの考え方を知っただけである程度儲けることができるかもしれません。その意味では、すぐに結果を出せないことはないと思います。
ただ、実際にやってみるとなかなか難しいのが実際のところ。僕はいまでこそ利益を出していますが、最初のうちはかなりの損害を出してしまいました。著者の相場師朗(あいばしろう)さんもおっしゃっていますが、かなりの練習が必要です。この本ではいわゆる「損切り貧乏」にならないための方法なども解説。徹底的に読み込み練習を重ねれば、一生ものの技術を身に着けることができます。
株は技術だ! 倍々で勝ち続ける究極のチャート授業 (相場師朗)
第3位 初心者でもがっぽり儲かる 大化け「低位株」投資法
この本の著者である柴垣英昭さんが提唱する「低位株投資」とは、「500円以下で横ばいを続けている株」が急騰するタイミングを狙って利益を出す手法です。
実際のチャートを見てみましょう。
(出典:SBI証券)
この方法が可能である背景には、いわゆる「投機筋」の存在があります。投機筋についてはっきりしたことはわかりませんが、この本では以下のように定義されています。
投機筋とは、短期的な利益を追求するすることを目的に、市場に大量の資金を投入することで個人投資家や投資顧問会社、証券会社などを巻き込みながら相場を演出する投機家のことです。
ここに挙げたさが美の急騰が、本当に投機筋によるものだったのかはわかりません。ただ、こうした突然2倍~3倍に値上がる相場を逃す手はありません。上手に利用すれば、大きな利益を手に入れられるはずです。
柴垣さんはこの手法を成功させるポイントとして、「素早く初動に乗ること」を挙げています。つまり、急騰するタイミングを逃さず買いを入れるということです。しかし、やってみるとこれがなかなか難しいもの。タイミングが悪いと大きな含み損を抱えてしまうことがあります。
そこで僕がやっているのが、株価の横ばいが続いている時期に仕込んでしまうことです。これなら、急騰に気付くのが多少遅くなっても大きな利益を得ることができます。
ただし、この方法にも欠点はあります。急騰のタイミングはいつ訪れるかわかりません。じっと待っているあいだは、いわゆる“塩漬け”にせざるを得ないということです。とにかく時間があってアクティブに取引したいという方には向いていないと思います。
ちなみに、この本には他にも、損切りの方法や空売りのタイミングなど、投資についてのさまざまなポイントが書かれています。初心者にもわかりやすい内容になっているのでおすすめです。
まずは基本が大切
今回は、ビギナーの投資家が最速で儲けるために読んでおきたい本を3冊紹介しました。
ただし、やはり最低限の知識は必要だと思います。それを身につけるためにオススメなのが、こちらの本です。
めちゃくちゃ売れてる株の雑誌ZAiが作った「株」入門 改訂第2版
株についての基本的な知識から、チャートや板の読み方、「PER」や「PBR」といった用語の意味まで、基本的なことをしっかり学ぶことができます。また、株をやっていると売りのタイミングが難しいと感じるものですが、僕はこの本で正しい売りのタイミングを覚えました。初心者の方が読むのには、本当に役に立つ1冊だと思います。
僕はまだまだ株式投資1年生です。しっかり勉強して、一生稼げる技術を身に着けたいと思います! 今回もありがとうございました!
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