こんにちは、いつもこのブログにご訪問くださりありがとうございます。
株式投資をやってみようかなーと思ってから約2か月、実際に投資をはじめてから約1か月が経ちました。この間、アメリカ大統領選挙を挟んだ、激しい株価の上昇と下落を経験するなど、それなりにエキサイティングな日々を過ごしていました。幸いにして、大きな損失を出すことなくむしろ利益を出しているのは、「運がいい」としか考えられません。
そんななか、僕なりにわかってきたことがあるので、一度まとめてみようと思います。完全に初心者向けの記事になるので、百戦錬磨の諸先輩方の参考にはなりませんが、よろしければお付き合い、お願いいたします。
目次
1日のなかでの値動きは、結構激しい
株式投資をはじめる前、僕は株価を「終値」だけで考えていました。ところが、実際にはじめてチャートや板を見ていると、一日のなかで激しく値動きしていることがわかりました。先ほど20円上がったと思ったら、今度は20円下がったぐらいのことは平気であります。
ちなみに、この記事を書いているのは2016年12月1日ですが、11月30日の取引では、「コメダホールディングス(3543)」の株価が、終了直前に約20円下落しました。僕はコメダの株は保有していないのですが、ホルダー(株を持っている人)の方々は驚いたことだと思います。……というか、実は購入しようか検討していた最中だったので、僕は本当に驚きました。ちなみに、この記事を書いている2016年12月1日午前現在も、株価はわずかながら下落中。どこで手を出すべきか……思案のしどころです。
高値圏で購入すると地獄を見る
株式投資をはじめたとき、僕はなにを買えばいいかわかりませんでした。そこで、こんな条件で株を購入することにしました。
・株主優待の権利確定が1か月から2か月先であること
・よく知っている会社の株であること
結果、購入したのは「ヴィレッジ・ヴァンガード」「ホットランド」「きちり」の3つです。
購入したときの僕のなかのシナリオはこうです。
「優待までに株価上がる→権利確定前に売る」
典型的なイベント投資ですね。
このとき、いずれの株も値がかなり伸びていたのが少し気になりましたが、「もしかしたら、このあとも伸びるのかもしれないな」と思って買いました。とにかくはじめてみないと、よくわからないので……笑
ところが、どれもいっこうに株価があがりません。下がったり上がったりを繰り返して、結局は購入した金額とほぼ変わらないのです。これにはフラストレーションがたまりました。
最終的には、「ヴィレッジ・ヴァンガード(2769)」は敗北、「ホットランド(3196)」はなんとか勝利、「きちり(3082)」はそろそろ手放す感じです。
ホットランドは、一時1,000を割るなど、かなり株価がかなり下がったので少し利益が出たところで売ってしまったのですが、いまも株価は上昇中です。もう少しホールドしておくべきだったと後悔していますが、当時はフラフラしている株価に付き合うのが嫌になっていたため、早めに売ってしまったのは仕方なかったかなと思います。
……でも、銀だこってやっぱりおいしいですよね。(ホットランドは「銀だこ」の会社です)
株主優待株は、権利確定の1か月前に高値をつける傾向がある
はじめて購入した上記3銘柄では基本的に失敗してしまったわけですが、もちろんこれらの株が悪いわけではありません。すべては、購入するタイミングを間違えてしまった僕が悪いわけです。もしあと2か月早く購入していたら、もっと利益を出せたはずです。
そこで、株主優待銘柄に関係する本やチャートで調べたところ、権利確定の1か月ぐらい前に高値をつけることが多いようです。
実際、株主優待が変更(「改悪」ともいわれています)になったことで人気を落としているヴィレッジ・ヴァンガードを例にとってみます。
ヴィレッジ・ヴァンガードの権利確定は「11月25日」。これに対して、もっとも高い値をつけたのは「11月1日」です。やはり、約1か月前に株価が上がっています。
一応、これらの株を購入する前にいろいろと調べたつもりだったのですが、権利優待日まで株価は上がると思い込んでいました。11月1日売ってしまえば、利益が出たのに……。残念ですが、次に活かします。
落ちてきたナイフを受け止めようとすると、もっと地獄を見る
市場を見ていると、株価がいきなり下がる銘柄が現れます。証券会社やYahoo!ファイナンスなどには「値上がり率ランキング」や「値下がり率ランキング」が掲載されているので、暴落した株はすぐにわかります。ところが、「ラッキー、買っておこう!」と思い手を出すと、かなり痛いめにあいます。
値下がりの理由はなんにしろ、大きく値を下げた株は翌日以降さらに値下がりする可能性があります。「いま買わないと、翌日から上がってしまうかもしれない!」と考えるのは早計です。実際、僕はある銘柄の業績悪化による値下がりを受け止めてしまった結果、かなりの損失を出してしまいました。※恥ずかしくて、その銘柄の名前は書けません笑
この失敗から、「落ちてきたナイフは、地面に落ちて、誰かが拾いはじめてから拾う方針」にしました。
株関係の掲示板を信用しすぎると痛いめにあう
株式投資は情報戦のようです。僕は株式投資をはじめてまだ一ヶ月ですが、それでも情報をつかんでいなかったために逃した利益がいくつかあります。
そこで「考えるのがどうやって情報を得るか」ということが、多くの人が見ているのは掲示板ではないでしょうか。ところが、これが結構クセモノです。
いろいろな思惑を持った人が、掲示板に書き込みます。現物で株を取引きしている人は株価を上げたいでしょうし、信用で取引をしている人のなかには株価を下げたい人もいるでしょう。それぞれの意図に従って自由に書き込めるのが掲示板なのです。
ですから、株式投資掲示板の内容を必要以上に信じてはいけません。誰かが「この銘柄はもうダメだ」とした株の値が大きく上がることはありますし、逆に「これから伸びる!」とした株の値が大きく下がることもあり得ます。
ちなみに、僕もある株の掲示板に書き込まれたことを鵜呑みにしてしまい、大きな利益を逃したことがあります。本当に惜しいことをしました。
いずれにしろ、購入するときのシナリオをしっかり立てることで、情報に振りまわされずに済むようになります。
ファンダメンタルズとテクニカルは、必ずしも一致しない
「ファンダメンタルズ」とは、国や企業の経済状態のことです。企業の「売上高」や「経常利益」、事業の内容や将来性に注目することで、将来的に株価が伸びるか伸びないかを分析します。
「テクニカル」とは、株価の過去のパターンやチャートのことです。これらを研究することで株価が上がるかどうかを分析します。
一般的に長期的には、株価とファンダメンタルズは一致するといわれています。つまり、ファンダメンタルズで「将来的に伸びる」と判断できるのであれば、いずれ株価は伸びると考えられているのです。(自分の分析が間違っている可能性があるのが恐いですが)
ところが、短期的にはファンダメンタルズとテクニカルは一致しないことがあるのです。
たとえば、ある会社の業績が上がったとします。これは株価にとってプラス材料であると考えられるので、株価も上がるのではないかと期待できるわけですが……実際はそうならないことがあります。
ある銘柄は、業績が大きく伸びたのにもかかわらず、翌日の株価を大きく落としました。不祥事の報道でもあるのかと考えましたが、あれから2週間以上経ったいまもそういったニュースは聞こえてきません。初心者の僕にとっては摩訶不思議な現象です。
購入前に決めたルールとシナリオから外れて売却すると痛いめに合う
「株式投資はルールに従って機械的に行うのがよい」と言われることがあります。
ところが、やはり人間のやることですから、どうしても感情が絡んでしまします。先ほど、「ホットランドの株を売るタイミングを間違えて利益を逃した」ということを書きましたが、これも「もうこの株は一刻も早く手放したい! 株価が上がったいまがチャンス!」と考え、事前に決めたシナリオから外れて売却してしまったがために起きてしまったことです。
やはり、事前にしっかりとルールやシナリオを決め、あくまで冷静に取引を行うべきだということですね。(このルールやシナリオを決めるのが、結構大変なのですが……笑)
押し目買いをしようと思っても、本当に値が下がったときに購入するのは、勇気が必要
「押し目買い」とは、上昇局面で一時的に値が下がった株を購入することで、株式投資の基本的なテクニックです。
ところが、これを実際にやるのはなかなか難しいものです。なぜなら、株価が下がると、「このままどんどん下がってしまうのでは?」と心配になってしまうからです。
たとえば、上昇を続けている株があって、昨日まで1,000円前後で取引されていた株があったとします。ところが、今朝の寄り付き前の板によると、どうやら990円前後で取引がはじまりそうだ、となったら、ちょっと様子を見ようと思いませんか? もしかしたら、昨日の1,000円がもっとも高い値で、これから下降していくかもしれないわけですから。
ここで実際に購入するかどうかは、チャートや地合い(場の雰囲気)、イベントなどによって判断するわけですが、これもなかなか難しいのです。ざっくり書けば、上昇する根拠がいくつか用意できたら購入すればいいですし、用意できないのなら購入を見送ればいいということになります。
この辺りについて、僕はまだまだ勉強が必要でタイミングを逃すことがあります。株に限らず、お金を稼ぐためには勉強が必要ですよね。
「これってインサイダーなのでは?」と思わず疑ってしまうよう株価の上下は本当にある
インサイダー取引を簡単に説明すると、株価に関わる重要な事実を知っている人が、その情報が公開される前に取引を行うことです。
たとえば、「上場会社Aの役員」が「株式投資をしているBさん」に、株価に関わる重要な情報をリークします。この情報が公開される前にCさんが株取引を行えば、インサイダー取引ということになります。
いまから書くことに証拠はないので銘柄は控えますが、ある株の価格が突然下がったことがありました。業績もよく株価が下がる要素がなかったため、掲示板ではいったいなにが起きたのかと大騒ぎになりました。ところが、その2、3日後、この企業をめぐりある訴訟が起きそうだという情報が流れました。あまりのタイミングに、「これはインサイダー取引なのではないか!?」と騒ぎになったわけです。
繰り返しますが、これが本当にインサイダー取引だったのかはわかりません。ところが、これは確かに疑ってしまいますよね。
株をはじめると経済の情報に敏感になる
当たり前ではあるのですが、株をはじめると経済の情報に敏感になります
僕はこれまで、自分のもとにお金がいくら入ってくるかには興味がありましたが、フリーランスでスモールビジネスをしていることもあり、日本全体あるいは世界全体の経済には、あまり興味がありませんでした
ところが、株をはじめたらそう言ってもいられません。株価は情報一つで変わりますから、毎日いろいろな企業のニュースに目を向けなければいけません。また、アメリカをはじめさまざまな国の政治や経済が、日本の株価に影響することもあります。自分がホールドしている銘柄の悪材料が出たら、損切りを考える必要が出るかもしれません。
こうした状況に身をさらされると、否が応でも経済の情報に敏感になります。これを「いいこと」と考えるか「どうでもいいこと」と考えるかは人それぞれだと思いますが、僕は完全に「いいこと」だと思っています
仕事で関わる人との話題が増えましたし、なにより自分の世界が広まりました。
株式投資だけではありませんが、自分の世界が広くなることは楽しいことです。もちろん、株をはじめた目的はこれではありませんが、結果的にはこれも投資のいいところだと思います。
株をはじめて1か月で僕なりにわかったことをまとめました。他にもこまごまとありますが、今後の記事で少しずつ入れ込んでいきたいと思います。
僕は、株式投資初心者なので、もしかしたらおかしなことを書いているかもしれません。なにか客観的事実に誤りがありましたら、ぜひ教えてください!
今回もありがとうございました!