2014年12月1日に、フラット35の金利が最低を更新したというニュースが流れてきました。
その数字は、35年借入で最低1.56%!!
フラット35の金利は少し前まで3%程度だったのですが、本当に低くなりました。というわけで、今回は「いまフラット35でローンを組む人が、以前組んだ人と比べてどれぐらい得になるのか」について計算してみました。
結構、おどろくべき数字ですよ!!
フラット35とは
フラット35は、民間の金融機関と住宅金融支援機構が提携して提供する長期固定金利住宅ローンです。
このシステムろ利用する最大のメリットは、借入から返済まで金利が固定されているということ。
現在の日本は、信じられないほどの低金利が続いています。ですが、この状態がいつまでも続くはずがなく、いつかは金利が上がることが予想されます。しかし、フラット35を利用してローンを組めば、金利が上がったあともいまと同じ金利のまま返済を続けられるのです。
日本経済がデフレから脱却しても、東京オリンピックに向けて経済が沸いても、(たぶんないと思うけど)バブルが再来しても、全然関係ないのです!!
ただし、デメリットもあります。それは、変動金利に比べて金利が高いことです。そのため、どうしても毎月の支払が多くなってしまうのです。
今回の最低金利更新で、どれだけ得になったのか
さて、そんなフラット35の金利が今回最低を更新しました。
その数字は、35年ローンで最低1.56%!!
フラット35の金利は少し前まで3%程度でしたから、約半分になったわけです。
そこで今回は、いまからフラット35を利用する人が以前フラット35を利用した人と比べてどれだけお得にローンを組めるのかをシミュレーションしてみました。
ただし、ここではわかりやすくするために、借入金を「3,000万円」、以前の金利を「3%」、現在の金利を「1.6%」として計算しました。
■以前、フラット35でローンを組んだ人
借入金:3,000万円
全期間:3%
毎月返済額:11万6,000円
総返済額:4,850万円
■いまからフラット35でローンを組む人
借入金:3,000万円
全期間:1.6%
毎月返済額:9万4千円
総返済額:3,920万円
■差額
4,850万円-3,920万円=930万円
いまからフラット35を利用する人は、以前に利用した人と比べて930万円も得をすることがわかりました。結構、驚きの数字ではありませんか? 2013年のサラリーマンの平均年収は409万円とされています。930万円といえば、その2倍以上ですよね!! もちろん、借入金が大きくなるほどこの差額を大きくなります。
安全に安く家を買うことができるのなら、やはりいつまでも賃貸に住む必要はないような気がします。今回、最低金利が更新されたことで、フラット35を利用して家を買う人が増えることになるのかもしれませんね。
ちなみに、全期間固定金利タイプで住宅ローンをもっとも低い金利で契約するなら、「住信SBI銀行のサイトを見ておくといいと思います。→「住信SBIネット銀行のフラット35の金利は業界最低水準」
金利は業界でもっとも低い基準。ここまでに説明したように、金利の高さは「変動金利>固定金利」が一般的です。ところが、住信SBIネット銀行の住宅ローンのサイトを見てみると、僕が組んでいる変動金利よりも低い金利で全期間固定金利の住宅ローンを契約できることがわかります。
しかも、他の銀行が「保証料」という名目で契約者にとっては無意味なお金を請求するのに対し、住信SBIネット銀行は保証料がかかりません。繰上返済にかかる手数料も一切不要です。
また、住信SBIネット銀行ならスピーディーに審査してくれるので、スケジュールに翻弄される心配は無用です。
今回もありがとうございました!!
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