まずは、こちらの2点の画像をご覧ください。
上はある戸建て住宅の間取り図で、下はあるマンションの間取り図。なにか気づきませんか? 間取り図を見るのに慣れた方にとっては当然のことなのかもしれませんが、物件探しをはじめたばかりの僕はまったく気づきませんでした。
どちらも、リビングは約16畳ですが……。
間取り図を見るときに気をつけることとは?
実は、戸建ては「リビング・ダイニング・キッチン」合わせて約16畳です。
一方、マンションは「リビング・ダイニング」が約16畳で「キッチン」が約5畳。つまり、「リビング・ダイニング・キッチン」を合計すると約21畳になるのです。
このように、戸建て住宅の間取り図は「リビング・ダイニング・キッチン」を合計した表記になっていることが多く、マンションは「リビング・ダイニング」と「キッチン」をわけた表記になっていることが多いようです。
以前からお聞き頂いているように、僕は当初マンションの購入を検討していました。ですから、「リビング・ダイニング」と「キッチン」が別々に表記されている間取り図に慣れていました。
その後、戸建ての購入に舵を切ったわけですが、マンションの間取り図と同じ感覚で見ていたため、実際に物件を内覧したときに、「イメージより狭いな……」と思うことがありました。これは、戸建ての間取り図とマンションの間取り図の特徴のちがいを知らなかったためです。
それにしても、なぜこのようなちがいがあるのでしょうか? もしかすると、戸建ての方がリビングのスペースを取りづらいことが多く、間取り図に書かれた表面上の数字を少しでも大きくしたいということなのかもしれません。これも推測の域を出ないので、実際のところはよくわかりません。
ひとまず、間取り図を見るときは、「どこがどれだけの広さなのか」を正確に読み取るよう注意してください。