家を買うときや建てるときは、間取り図を見ながら実際の暮らしを想像してみるものですよね。特に気になるのは、「家事のしやすい家であるか(家事のしやすい家になるか)」ではないでしょうか。
共働き世帯が当たり前になったいま、家事も夫婦一緒にやるのが当然のこと。「家事をしやすい家」であることが、快適な生活を送るために不可欠です。
今回は、家事を楽にこなせる効率的な間取り例を紹介します!
キッチンやバスルーム、洗面所などの水まわりが1か所に集まった間取り
もっともオススメなのは、キッチンやバスルーム、洗面所といった水まわりがまとまっている間取りです。特に朝の忙しい時間帯は、キッチンで食事をつくりながら洗面所で洗濯機をまわす……など、同時にいろいろな家事をこなすケースが。水まわりが近くにあるほど移動距離が少なくて済み、時短につながります。また、夜はキッチンから夫婦や子どもが入浴する気配を感じやすいので安心感に。たとえば、このような間取りなら使いやすそうです。
ちなみに、僕の家はバスルームと洗面所がキッチンから離れているため、移動距離が長くコミュニケーションズが取りづらい間取りになっています。この点については、購入前にもう少し考える必要があったかもしれません。
個室が隣り合っている間取り
個室が隣合っていることのメリットは、たたんだ洗濯物を各部屋に置きに行くときやゴミをまとめるとき、掃除機をかけるときなどの導線が短くなることです。
このように個室が一直線に並んでいると、効率的に家事をこなすことができます。(キッチンとバスルーム&洗面所が1階と2階で離れているのが残念ですね)
キッチンとバルコニーがつながっている間取り
キッチンがバルコニーに面している間取りのメリットは、ゴミをバルコニーに仮置きできることです。
さきほどと同じ間取り図ですが、キッチンの隣に小さなバルコニーがあります。これならゴミを素早く家の外に出して、清潔なキッチンを保つことができます。
ただし、こうした間取りには、バルコニーの扉を通して外気の影響を受けやすくなるデメリットがあります。簡単にいえば、夏は暑く冬は寒くなりやすいということです。また、1階にキッチンがある場合(いわゆるお勝手口のような場合)は、防犯面も心配です。玄関の施錠を忘れることは少ないと思いますが、キッチンとバルコニーをつなぐ扉の鍵は忘れがちです。こうした間取りを選ぶ場合は、防犯意識を強めに持つ必要がありそうです。
今回は、家事効率のいい間取りを3つ紹介しました。家事のスタイルが家庭によって異なるのと同じように、家事のしやすい間取りも家庭によってさまざまだと思います。「自分だったら、料理をしながら洗濯をするな……」など、自分の家事パターンや手順をイメージしながら間取り図を見るといいですね。
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