「家を買いたい!」「家を建てたい!」と思い立って物件を探してみたものの、予算オーバーしてしまうことがあります。そんなときは、物件のある駅や路線、周辺環境などを検討しなおすのがセオリーです。一般的には、各駅停車しか止まらない駅で駅から遠くなるほど、物件の価格は下がっていくとされています。
もしそれでも予算内に収まらない場合は、少し変わった土地を選ぶと解決のヒントです。今回は、さまざまな土地についてまとめてみたいと思います。
目次
「狭小地」は物件の価格が安くなる傾向
建売にしても注文住宅にしても、一般的には広い土地に建つ家に住みたいと思う人が多いものです。ところが、これで予算オーバーしてしまう場合は、狭小地(狭い土地)を選ぶことで予算内に収まる可能性がグッと高まります。
土地面積が小さいので「3階建て」にならざるを得なくなりますが、必要な部屋数を満たすことはできます。近隣の家からの視線が気になる場合は、吹き抜けを作る設計あるいは吹き抜けのある建売を選べば、光を取り入れることができます。
【2階建てと3階建てについてはこちらの記事を参考にしてください!】
・2階建て?3階建て?3階建て物件のメリット3つ&デメリット4つ
「旗竿地」なら「竿」の部分を自由に使える
旗竿地とは、こんな形の土地です。
まるで、「旗」とそれについた「竿」のような形をしているため、「旗竿地」と呼ばれているのですね。
このような形になっているのには理由があります。「宅地は幅4メートル以上の道路に、2メートル以上接すること」という法律があるのです。そのため、区画の奥のほうにある道路に面していない土地は、竿状の路地部分を作ることで道路に接するようにしなければいけないわけです。
一般的には、建て替えやリノベーションなどがしづらいといわれています。また、都心など家がひしめくように建つエリアでは湿気がこもりがちなどとも。そのため、価格が低い傾向があります。
でも実は、旗竿地にはメリットもたくさんあります。たとえば、「竿」部分に花壇を作って、玄関に向かうアプローチにすることができるのも、その一つ。一日の疲れを抱えて帰宅したとき、きれいな花に迎えられるのはいい気分です。一般的には、「竿」部分を駐車スペースにすることが多いようです。
ちなみに、僕の家も旗竿地に建っています。「竿」の部分が長めなので、カースペースとアプローチの両方があります。旗竿地を敬遠する人は多いですが、価格の低さから考えてもわりとオススメです。
【旗竿地のメリット&デメリットはこちらの記事で詳しく説明しています】
・旗竿地とは? わからな用語はこれでスッキリ! 住宅用語辞典
・旗竿地に建つ家の購入は良くないですか? 「太陽光発電付き、4LDK、約3,100万円」物件のデメリット
傾斜地なら地下室やガレージをつくることができる。
傾斜地は、崩れる恐れがあることなどから敬遠される傾向にあります。そのため、価格が安いのが一般的です。
ところが、傾斜地にもやはりいい面があります。土地内に高低差があるので、それを活かし地下室やガレージをつくることができるのです。「地下室」といっても片方は道路と同じ高さなので光を充分取り入れることができます。ガレージの場合は簡単に車を出し入れすることができます。崖の斜面の頂上付近に建つ家なら、すばらしい眺望を楽しむこともできますよ。方位によっては日当たりも抜群です。
三角地ならデッドスペースを有効に活用することができる
三角地はデッドスペースが多くなるため避けられる傾向あります。しかし、土地に合わせて家を作ることでスペースを有効に使うことができるのです。たとえば、三角形の角の部分をクローゼットやパントリーにすれば、四角い土地の家と比べても遜色ないでしょう。あるいは、三角形の部分を庭やテラスにしてもいいですね。ちょっと個性的でオシャレな家になるかもしれません。
【三角地の風水にこだわりたいあなたは、こちらの記事を参考にしてください】
北道路ならリビングを広く取ることができる
北側に道路がある物件は、南側の家で日差しが遮られることがあるため敬遠される傾向にあります。ところよく考えてみると、南側道路の家では、玄関とリビングを南側に配置せざるを得ない場合があります。玄関のスペースが必要な分だけ、リビングが狭くなってしまう可能性があるわけです。
北側に道路がある家なら、玄関やトイレ、バスルームを北側にまとめ、南側をリビングだけに使うことができます。また、道路から離れているので、リビングで静かに生活できる可能性もあります。
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物件の価格は土地によって大きく変わります。ここに挙げたのは、いずれも一般的には敬遠されがちな形の土地です。しかし、見方を変えれば、これだけのメリットがあるわけです。メリットのある物件をお手頃価格で買えるのならお得ですよね。先ほども書いたように、僕も避けられがちな「旗竿地」に住んでいますが、不便だと感じることより恩恵にあずかっていると感じることのほうが多いのが正直なところです。
少し変わった土地を上手に利用すれば、満足のいく家を安く手に入れられるかもしれませんよ。今回もありがとうございました。
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