the 3rd Burger(サードバーガー) 青山骨董通り店
2017年2月23日に「ユナイテッド&コレクティブ(U&C)」が、東証マザーズへ上場予定です。U&C社といえば、最近話題になっている「the 3rd Burger(サードバーガー)」の運営企業。Facebookやインスタグラムにも写真が多く投稿されていますよね。
勢いを増している企業の上場ということで注目しているのですが、実際に食べたことはありませんでした。そこで、市場で取引がはじまる前に、サードバーガーの青山骨董通り店に行ってみました!
目次
サードバーガーのハンバーガーは実際おいしいの?
店名と同じ「the 3rd Burger」(税込594円)。ジューシーなパティとマリネされた小松菜、フレッシュなトマトを自家製のバンズでサンドしたバーガーです。わさび入りのタルタルソースが利いた、いままでにない味でした。
こちらは期間限定の「モッツァレラバジルバーガー」(税込638円)。モッツァレラチーズと焼トマト、フレッシュバジル、ジェノベーゼをバンズでサンドしたハンバーガーです。肉汁たっぷりのジューシーなパティと爽やかな味わいが印象的でした。
残念ながら2商品しか食べることができませんでしたが、どちらも噂通り非常においしかったです。特に「the 3rd Burger」は「ハンバーガー+小松菜+わさび」の組み合わせが珍しいと思いますが、和風になりすぎずハンバーガーを食べた満足感がありました。
サードバーガーといえば、スムージーも有名です。こちらは期間限定の「生姜スムージー」(税込530円)。生姜の強い辛みをイメージして飲みましたが、わずかに甘みを感じます。おそらくリンゴも一緒に入っているのだと思います。(店員さんに聞いたわけではないので、実際はどうかわかりません)。女性に人気の生姜を、530円という手頃な価格で摂れるのはうれしいのではないでしょうか。
メインのハンバーガーやスムージーのクオリティは高そうです。これなら人気が出るのもわかる気がします。
サードバーガーはどんなハンバーガー店か?
そもそも「the 3rd Burger(サードバーガー)」とはどういう意味なのでしょうか。
ハンバーガー業界では、マクドナルドやロッテリア、ファーストキッチンといった低価格&大量出店で拡大したハンバーガーを“第1世代”、クア・アイナやヴィレッジヴァンガードダイナーのような1000円以上するグルメバーガーを“第2世代”と呼ぶことがあるようです。
サードバーガーがこうしたなかで目指しているのは、ハンバーガー“第3世代”の樹立。パティや肉に保存料や防腐剤を使用しない、「安心」「安全」「おいしい」ハンバーガーの提供を目指しています。ポテトやドリンクとセットで1000円以内の中価格帯です。
ただこれだけだと、フレッシュネスバーガーやモスバーガーと同じような気がしませんか? こうしたハンバーガーチェーンとのちがいは、ブランドサイトの「コンセプト」を見ることでわかりました。
Real Fresh,Real Burger.
これまでに無い、体が喜ぶハンバーガーを作りたい。
バンズは醗酵から焼き上げまで店内で。
パティはブロック肉で仕入れて店内でミンチ。
野菜は厳選素材を店内でカット。
本当にフレッシュなハンバーガーが、ここにあります。
一般的なハンバーガーチェーンは、セントラルキッチン方式を採用しています。冷凍肉を大量に仕入れて国内で解凍してミンチに加工。再び冷凍して各店舗へ送るのです。この方式だと2回冷凍するので味が落ちてしまいます。
サードバーガーは0℃前後で冷蔵したチルド状の肉を毎日仕入れ、各店舗で加工しています。この方法なら冷凍しないのでうま味が抜けることがありません。
パンにも違いがあります。毎日生地から各店舗で醗酵し、1日につき2回~3回焼き上げます。レタスや小松菜などの野菜はすべて国産。厳選したものを農家から直接仕入れています。
こうしたシステムが、第1世代や第2世代のハンバーガーチェーンとは違うようです。
(青山骨董通り店の内観)
サードバーガーの現状とU&C社の株価は?
サードバーガーは現在、青山骨董通り店、アークヒルズサウスタワー店(六本木)、丸井吉祥寺店、新宿ダイガード店の4店舗を展開中です。2017年2月期売上は、前期比46%増の4.6億円を予定。既存店売上は第3四半期(2016年3月~10月期)で前年比5%増と、かなりの好調を保っています。いずれは全国100店舗を目指すようです。
運営するU&C社の単独決算を確認すると、営業利益、経常利益、当期利益ともに伸びています。公開価格は、仮条件の上限である1620円。取引開始によってこの株がどうなるのか、注目されます。
あくまで飲食業の素人である僕が感じた懸念点
最後に、実際にお店に行ってみて感じた懸念点をいくつか書いてみたいと思います。U&C社はハンバーガー事業のほかに「てけてけ」や「魚・旬菜とお酒 心」という居酒屋を展開しています。あくまで「the 3rd Burger(サードバーガー)」だけを見た、しかも飲食業に関しては完全な素人の僕の意見として、ご笑覧ください。
店舗が拡大するにしたがって、店内で調理するシステムに無理が生じないか?
サードバーガーのセールスポイントは、店内で肉をミンチにし、パンを焼いていることです。いずれは100店舗を目指すということですが、すべての店で同じ仕組みを維持するのはむずかしいのではないでしょうか。サービスの質を落とさないための対策が必要なのかもしれません。
ハンバーガーとスムージー以外の商品があまりに弱くないか?
ハンバーガーとスムージーは本当においしかったのですが、セットのポテトとドリンクがあまりにも平凡です。ドリンクについてはスムージーがあるのでいいとしても、ポテトについてはもう少し趣向を凝らしたものを提供してもいいのではないでしょうか。
店員さんの笑顔が少なくないか?
あくまで僕の感想ですが、店員さんの笑顔が少なかったようです。あまり楽しそうに働いていなかったですね。スターバックスぐらいイキイキと仕事をしてくれると、こちらの気分もよくなります。
繰り返すように、ここに書いたのは飲食業の素人である僕が感じた懸念です。ただ、こうした弱みのようなものが成長の妨げにならなければいいなと思っています。
「ユナイテッド&コレクティブ」が運営する「the 3rd Burger(サードバーガー)」を紹介しました。東証マザーズ上場は3営業日後。銘柄を示すコードは「3557」です。どんな動きを見せるのか、当日は朝からスタンバイして株価をチェックしたいと思います。
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