こんにちは、サラリーマンではない僕です。SUUMOで「買った家の誤算と正解」という企画があったので、僕の家についても考えてみました。
家を買ってから丸3年たったいまでも、駅を通るたびに手にしてしまうSUUMO。フリーペーパー版SUUMOのターゲットはマンションを購入する人のようですが、戸建て購入者にもすごくタメになる雑誌です。
2016年9月27日発行号では、「買った家の誤算と正解」という企画がありました。これがかなり面白いのです!! そこで、SUUMOの回答を僕の経験と照らし合わせて(生意気にも)コメントしつつ、僕の家の誤算と正解も書いてみたいと思います。
目次
物件編
まずは、SUUMOに掲載された回答をピックアップします!
正解
リビングとつながる和室がフレキシブルに活躍
親子で川の字で寝たくて、和室のある間取りを選択。子どものお昼寝や洗濯物を畳むときなど重宝しています。リビングとつなげて使えるから、友達家族が来たときも大活躍(30代ファミリー)
リビングとつなげられる和室はうらやましいです。この方が書いていらっしゃるように、子どものお昼寝などに大活躍しそうですよね。実際、僕の兄はリビングとつながる和室で子どもをお昼寝させていました。冬は、友だち家族と鍋パーティーをしてもいいですね。ダイニングのテーブルでもいいですが、鍋はやはり畳の部屋で食べたいような気がします。
下の階がないのでのびのび子育て中
子どもの足音で迷惑をかけないように1階の住戸を選択。飛び跳ねても叱られずに済むので、想像以上に私のストレスが減り、家族のコミュニケーションにもよい影響が(30代ファミリー)
SUUMOなのでマンションの1階に住んでいる方の意見だと思いますが、これは戸建てでも同じです。少しぐらい足音を立てても問題ありません!
大通りから一本入るだけでぐんと静かな環境に
大きな道路から一本入った場所のマンションを購入。音が気になるかなと覚悟していたのに、少し入っただけでとても静か。前の建物が防音壁代わりになっているのかも。(30代ファミリー)
僕が家を購入する前に住んでいたアパートは、国道1号線から一本入ったところにありました。車がたくさん走っているはずなのに、意外なほど静かだったことを覚えています。一本入るだけで静かな環境に、というのは本当だと思います。
誤算
前の道路の騒音で理想の午後を断念
バルコニーで眺望を楽しみながらのティータイムを夢見て、上層階を購入。実際は前の道路の音が気になって、あまりくつろげません(30代ファミリー)
前の回答とは正反対の回答です。ただ、夜は流れていく車のヘッドライトやテールライトが綺麗に見えるのではないでしょうか。都会的な風景を想像してしまいます!
部屋数を多くしたが結局は物置部屋に
部屋数は多いほうがよいと思い4LDKを選んだけれど、入居してみるとそんなにいらないことが判明。どの部屋も狭くて使いにくし、1つは物置状態になっています。(40代ファミリー)
実は、これはうちも感じています。ということで、思い切って1部屋をまるまるウォークインクローゼットに変えてしまおうかと画策中です! 出来上がったら、またこのブログにアップしたいと思います。
僕の家の「物件」の正解と誤算
正解
太陽光発電で住宅ローンの負担が軽減
僕の家には太陽光発電がついています。これによる売電収入が思ったよりも大きいのはいいことでした。住宅ローンの負担が大幅に下がります。もちろん、太陽光発電設備費として約90万円が建物価格に含まれていますが、現在のところ毎年平均8万円の売電収入が入ってきているので約9年で元が取れる計算です。いまのところずっと住み続けるつもりなので、元を取ったあともいまと同じような制度だったら売電を続けられます。仮にそうでなくても、電気代ゼロの暮らしを続けることができます。
部屋数が多く、書斎を持てた
賃貸のころは、ダイニングの一角を仕切ってパソコンスペースを作っていました。この家を買って念願の書斎を持つことができました。部屋には、僕と妻のデスクや本棚があり、仕事に集中する環境が整っています。この記事は書斎で書いています。
誤算
庭の草取りは、想像以上に大変
この家を買う前からある程度の覚悟はしていましたが、買ってみると想像以上に大変でした。「庭付き一戸建て」に住むのなら、コンクリートで固めてしまうか玉砂利を敷いて雑草が生えてこないようにするといいかもしれません。
どの業者から買うかはかなり大切
これは物件の誤算とはいいがたいかもしれませんが……。そもそも、売主業者と実際の建築を担当した業者がよくありませんでした。作業がいろいろと「雑」なのですね。詳しくはここに書き切ることができないので割愛しますが、これから家を買う方はしっかりチェックしてから購入するといいと思います。
立地編
こちらも、まずはSUUMOに載っていた回答をピックアップ!
正解
駅から遠い分2路線使えて結果オーライ
駅から遠いのが難点と思ったけれど、2駅利用でき意外に便利。目的によって路線を変えるのはもちろん、電車が止まっても、もう片方が利用できるので助かります。(30代ファミリー)
「家もマンションも駅チカに」というのは、多くの人が思うところだと思いますが、駅から遠いとこういう利点もあるのですね! そういえば、妻の実家は駅から遠い分、3駅使えました。
誤算
駅から遠すぎてタクシー代の出費が増加
毎月の出費を当時の家賃より抑えたくて、駅から遠い物件に。冬は寒くてついタクシーに乗ってしまい、その出費を加えると結局、家賃と変わらない。歩けると思ったのになぁ。(40代ファミリー)
直前の回答とは真逆です。うちも駅から遠いところに住んでいるのですが、基本的にタクシーには乗りません。まだ夫婦ともに30代なので大丈夫ですが、40代や50代、60代になったら厳しいのでしょうか……笑
僕の家の「立地」の正解と誤算
正解
家に帰るだけでヒップアップ効果
駅から歩いて12分の静かな住宅街。坂の上に立っている関係で帰り道だけ少し疲れますが、購入前からわかっていたことなので不満はありません。妻は、「ヒップアップ効果があるに違ない!」といいながら、楽しそうにのぼっています笑
誤算
それでも坂道はつらいことがある
普段の生活なら上り坂も困りません。でも、重いものを持っていると思いのほか大変なものです。というわけで、お米やお醤油などを買うときは、なるべく僕が一緒に行こうと思っています。ただ、仕事の都合もあるので、実際には妻が大変な思いをしています。申し訳ないです。これからはAmazonで買おうかと考えています。また、子どもが生まれたら大変かもしれないですね。
周辺環境
SUUMOの回答は!?
正解
塾が近くにあり、子ども一人でも安心
子どもが成長して気づいたのは、近所に学習塾や習い事の教室が多いこと。子どもに合うところを選べるし、何よりも近いから付き添いなしで安心して通わせられます。(40代ファミリー)
現在、うちは共働きです。妻は出産後も仕事に復帰したいと考えていますから、子どもがある程度成長したら一人で過ごさせる時間が長くなると思います。こんなときに、塾や習い事の教室が近くに安心ですね。ただ、託児所代わりに塾や習い事の教室に入れるのは、本来の効果が薄くなるので、その点では考えものかも……。
誤算
静かな住宅街だけに遠くの音も響いてくる
住宅街なのでいつもは静かなのですが、時折、カキーンと金属音が。その音の出どころはバッティングセンター。すぐ近くではないから大丈夫と思い、確認しませんでした。(30代ファミリー)
この経験はうちもあります。歩いて10分ぐらいかかる線路を電車が走る音が聞こえてくるのです。本当にかすかで家のなかにいるときはまったく聞こえないので問題ないのですが、音は意外なほど遠くまで聞こえるものなのですね。
僕の家の「周辺環境」の正解と誤算
正解
ご近所の方々に恵まれて楽しい生活
周辺環境と言えるかわかりませんが、ご近所の方々に恵まれました。いつも仲良く楽しい生活を送っています。これは、地域の方たちの人柄がいいことが最も大きな要因だと思いますが、引っ越し後にしっかり挨拶しておいたことも一因ではないかと思います。最近は、引っ越しの挨拶をしない人もいるようですが、絶対にしておいたほうがいいと思います。詳しくはこちらの記事にまとめました。
誤算
帰宅が遅い人は要注意
僕の家は横浜のはずれに立っています。昔ながらの商店街があるいい町なのですが、一つだけ問題があります。夜中までやっているような大型スーパーがないことです。僕も妻も帰宅は比較的遅いほうです。引っ越してくる前に住んでいた町にはサミットがあったので気づかなかったのですが、夜中までやっているスーパーがないというのは思った以上に不便なものでした。
資金計画編
SUUMOの声は?
正解
親に援助してもらい支払いが楽に
僕も妻も若く、貯蓄はほぼなし。親に相談したら500万円を援助してもらえ、返済が楽になりました。言い出すまではドキドキでしたが、購入を喜んでくれてよかった。(20代カップル)
あくまで個人的な感想ですが……。これは、本当に「正解」だったのでしょうか。僕の友人に、親にお金を出してもらったばっかりに必要以上に介入されて大変! という人がいます。同居しているわけでもないのに、親が鍵を持っているそうです……。自分の知らないあいだに親が家に入るなんて考えられません。家を買うというのは一生に一度のことです。購入後の生活についても考えないといけないなあと思います。
低金利を利用して貯蓄に成功
固定金利のほうが安心かと悩みましたが、結局、変動金利で借りました。返済額を抑えられた上、給料も少し上がり、金利が上昇しても乗り切れそう。(30代ファミリー)
最近は変動金利と固定金利の差がなくなってきましたが、本来は変動よりも固定のほうが、高い金利に設定されているものです。うちも変動を選び、資金に余裕があるうちに繰り上げ返済する道を選びました。友人の金利と比べると1/3程度なので、話を聞いていて驚いてしまいます。
誤算
共働き前提の資金計画が出産後に崩れた
共働きするつもりで購入したのに、入居後に子どもができたら、妻が仕事をやめたいと言い出して。1人の収入では正直、支払いが苦しい。もっと安い家にすればよかった。(30代ファミリー)
おお~。先ほど書いたように、うちも共働き前提で家を購入しているので、これは他人事ではありません。妻が仕事を辞めると言い出しませんように……! 情けなくてすみません笑
頭金を目いっぱい入れて悲しい新婚生活に
結婚と同時に購入。頭金は1円でも多くと、貯蓄をすべて購入費用にした結果、家具や家電がほぼない状態でのスタート。見かねて親が買ってくれたが、結構、悲しかった。(20代カップル)
これも聞いたことがある話です。こちらの記事に詳しくまとめましたが、僕は貯蓄していた650万円のうち200万円程度残しました。そうでないと、結構さみしい新生活がスタートしてしまいます笑
でも、この方たちは20代のカップルです。一つずつ時間をかけて生活に必要なものを揃えていくというのも、なんだか楽しそうですよね!
僕の家の「資金計画」の正解と誤算
正解
金利の低い住宅ローンで繰り上げ返済できる
僕が3年前に組んだ住宅ローン金利は約1%。いまなら0.6%という金利もありますが、当時は約3%で契約する人も多い時代でした。簡単にいえば、同じ金額を借りても利息が1/3で済むということです。これは本当に助かっています。
「家を買うなら毎月2回ローンを払えなければいけない」という人もいます。僕の場合、そこまでの余裕はありませんが、毎年順調に繰り上げ返済できています。これだけ住宅ローン金利が低いからこそできることです。
住宅ローン金利は、ギリギリまで低いほうがいいと思います。たった0.5%金利が違うだけでも、総返済額は100万円単位で変わってきます。「住宅ローン一括審査申込
」といったサイトで、一括申請すれば、自分が契約できる最低金利の銀行を見つけることができます。
誤算
初期費用にかかるお金を考慮に入れて
僕が家を買うときにかけたお金は420万円でした。ところが、このうちの約200万円が初期費用として消えてしまいます。内訳は登記費用や仲介手数料などです。すると、結局頭金にできたのは約200万円程度。決して多いとは言えない金額です。これから家を買う方は、初期費用にも注意して資金計画を練るといいと思います。
今回は、SUUMOの企画を元に、僕の家の誤算と正解を紹介してみました。これから家を買う方の参考になれば幸いです!!
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