結婚式の引き出物やお葬式の香典返しとしてもらうカタログギフト。でも、欲しいものが見つからないことはありませんか?
先日、「カタログギフトってちょっと困るんだよな~」と思いながらページをめくっていると、ある商品に目が止まりました。それが、「防災グッズセット」です。東日本大震災や熊本地震以降、僕や妻のなかでは皆さん同様に防災に対する意識が高まっています。正直、使わないアクセサリーや時計よりは防災グッズをもらうほうが有意義なのではないかとのことで一致しました。
そうだとはいえ、ギフトカタログの相場は3,000円。しっかりした防災セットをもらえるのでしょうか。そこで今回は、ギフトカタログでもらった防災セットの全アイテムを紹介したいと思います!
防災セットのボリュームは?
申し込みをしてから約2日。防災セットは、段ボール箱に入って届きました。考えてみたら当たり前ですが、防災バッグに入った状態で届くわけではないのですね。(なんとなく、そうなんじゃないかと思っていました笑)
さっそくフタを開けてみると、こんな感じ。
結構、ギュウギュウ詰めで入っています。
防災セットの具体的な内容は?
すべてを並べてみるとこんな感じです。
(ボリュームたっぷりという感じですね!)
それでは防災セットの内容を一つずつ紹介していきます!
避難のときに役立つもの1 蓄光LEDライト
蓄光とは、光を蓄えて発光すること。つまり、このライトは太陽の光を蓄えて本体が光るライトということになります。万一暗闇でライトを落としてしまってもすぐに見つけることができますね。ギフトカタログでもらった品なのにLEDが使われているのも高ポイント。電池の減りが少ないので、長時間使うことができます。
見た目はなんだか……ですが、なかなか役に立ちそうです!
ちなみに非難時のライトについては、このセットには入っていませんが僕のイチオシがあります。
発電式LEDライト ナイトスターJP(日本製) 電池不要・耐衝撃・耐熱耐寒・完全防水・防爆・他 (防災・災害) (常備灯・車載灯)官公庁導入実績多数 DDSNS1-GR
これは電池不要の防災用ライト。ライト自体を30秒振るだけで充電され、約20分使うことができます。途中で電池が切れたら、もう一度ライトを振るだけ。とにかく“電池がいらない”というのが本当にありがたいですよね! 価格はやや高めですが、家族の命を守るためだと考えれば、決して手が出せないものではありません。
(自宅で使ってみました。明るいです!)
避難のときに役立つもの2 軍手
地震のあとは町が瓦礫だらけになっている可能性があります。軍手があれば、邪魔なものはどかしながら進むことができますね。少しだけ高価な「ゴムつき」です笑
ただし、1セットしか入っていないので、無理な使い方は禁物。また、夫婦で逃げるときは、力のある夫が持っているべきかもしれません。(女性のほうが力持ちだという夫婦もあるかもしれませんが)
避難のときに役立つもの3 マスク
地震のあとの町はホコリっぽいものです。また、普段は触れることのない細菌が空気中を漂っているかもしれません。マスクはあったほうがいいでしょう。もちろん、非難時だけでなく人がたくさん集まる避難所でも役に立ちますね。
ただし、やはりカタログギフトの防災セットです。たったの1枚しか入っていません。これではあまりにも心許ないですから、長い避難所生活に耐えられるようボックスごと避難バッグに入れておくといいかもしれません。
アイリスオーヤマ マスク サージカル プリーツ ふつう 60枚入り SGK-60PM
避難所で役立つもの1 2WAYクッション
個人的には、これが一番インパクト大でした。避難所に使われるのは主に体育館や公民館です。床は固く冷たいことが多く、そのまま何日も過ごしていたのでは体を壊してしまいかねません。
このクッションは、広げれば座布団として使うことができます。
また、折りたためば枕として使うことができます。
たいしたことがなさそうで、大いに活躍するアイテムになりそうです。こういうものは簡単に壊れてしまいそうで心配ですが、かなり丈夫な素材でできているようです。
避難所で役に立つもの2 アルミ温熱シート
アルミ温熱シートといえば、すっぽり被ったなかに体温を閉じ込めることで暖かさを得るアイテム。毛布よりも薄くて軽いので、人であふれる避難所で重宝するはずです。
避難途中で夜を明かさなければならなくなったときにも使えます。アルミが光を反射するので、自分を発見してもらうのにも役立ちそうです。
アイリスオーヤマ 防災グッズ 非常用保温アルミシート 厚手型 JTH-1419
避難所で役に立つもの3 携帯トイレ袋
避難所で困ることといえば、トイレではないでしょうか。体育館などのトイレが使えない場合、特に女性にとっては間違いなく必要になります。できるだけたくさん用意しておくといいですね。
高分子吸収樹脂で固める 携帯トイレ 持ち帰り袋付き 500cc 5P
こちらは、排泄物や汚物を固めてイヤ~なニオイをガードする携帯用トイレ。これがあれば安心ですね!
避難所で役に立つもの4 ブルーシート
こちらは畳2枚分の大きさのブルーシート。人がたくさんいる避難所で一世帯分のスペースが限られているときなどに役立ちそうですね。
避難所で役に立つもの5 防災用ウェットティッシュ
こちらは「防災用」のウェットティッシュです。業界最長「5年保証」がついているので、安心して防災バッグに入れておくことができます。支援の食糧やバッグに入れておいた非常食を食べるときなどに重宝しそうですね。
ただ、5年保証のウェットティッシュは、まとめて購入する必要があるようです。「3年保存」タイプなら5個から買うことができるので、とりあえずこちらを用意しておくといいですね。
服部 防災用ウエットティッシュ1コ20枚入り×20コ(3年保存)
非常食関係1 保存水
超高温加熱殺菌処理を施すことで、長期保存を可能にした飲料水です。軟水なので赤ちゃんにも安心して飲ませることができそうです。
ただ、ギフトカタログのセットであるためか、用意されているのは0.5リットル1本だけ。人間一人が生きていくために必要な水の量は「1日3リットル」だといわれています。このセットとは別に購入しておかないと、とても足りません。
こちらは、煮沸殺菌を123℃(±2℃)でおこなうことで5年保存を実現。災害時にふさわしい安全な水です。
非常食関係2 ミニクラッカー
メーカー製造費より5年間保存できるミニクラッカーです。ただし、こちらも1缶だけ。最近はさまざまな非常食が出ているので、セットとは別に購入しておくと安心です。
防災グッズを詰める全部まとめると……?
アイテムをすべて詰めるとこんな感じ。女性でも簡単に背負うことができそうですね! 僕の家では、使わなくなった「THE NORTH FACE」のリュックを使ってすでに防災セットを用意してありますが、妻には少し重いかもしれません。一度、妻でも簡単に持ち運べるよう、アイテムを整理してみようと思います。
女性に必要なもので補完!
わざわざここに載せる必要のなかったものまで含めて、全13点の防災セット。ただ、これはあくまで最低限のものです。女性用グッズをプラスすればさらに安心できるものになります!
【災害時、女性に必要なもの】
■生理用品
災害時には強いストレスがかかるもの。急に生理が来てしまうことも考えられます。普段使っているものを1週間分用意しておくといいでしょう。
■ヘアゴム
避難所ではシャワーを浴びることができない生活が続きます。髪をまとめるためにヘアゴムを用意しておくといいですね。
■スキンケアグッズ
命の安全が守られることがわかってきたら、少しでも健やかな心身を保つことも大切になります。肌が潤っているだけでメンタル面にもいい影響があるはずですので、用意しておくといいでしょう。
ちなみに、今回届いたのはこちらとほぼ同じセット
ライトやクラッカーなど細かな違いはありますが、ほぼ同じセットです。定価は5,400円ですから、ギフトカタログでもらうものとしてはなかなかお得なセットだと思います。
地震などの天災はいつやってくるかわかりません。日々の忙しさについ後まわしにしがちですが、定期的にしっかり点検しておきたいですね! なんといっても家族の命がかかっていますから……!