こんにちは、カオリンです。少し久しぶりの更新になってしまいました。ごめんなさい。(第1回目の記事はこちらです)
前回までの通り、約1カ月半の間に私たち夫婦は4つの工務店を渡り歩き、ようやく2社に候補を絞ろうとしていました。しかしその矢先、夫の思いつきでフル注文を売りにしている違う工務店に話を聞きに行くことになったのです……。
S社の間取りと見積書 フル注文と規格住宅のちがい
フル注文が売りのS社は、新潟に本社を置く工務店です。そのため、埼玉の住宅展示場に配置されているスタッフの数は少なく、少数精鋭で運営しているようでした。今までの地元工務店のように熱心な、少し厚かましささえ感じる営業とは真逆で、無駄なセールストークがない冷静で的確な対応でした。
余談ですが、今回も担当の営業マンはイケメン(スポーツマン風)でした……。まさか、イケメンしか採用しないというのが住宅業界の習わし、なんてことは……ないですよね笑
さて、そんなS社から出してもらった間取りと見積書がこちら。
(S社が提示してくれた間取り。夫の好きな吹き抜けもあります笑)
(S社の見積書)
34坪で1917万円! 予算内です。
しかも、この金額の中にはF社とY社には含まれていない照明、カーテン、エアコン3台、食器棚の料金が含まれています。
ほとんどの工務店ではオプションとなるものなのに、こちらでは初めから見積もりに入れているようでした。
正直悪くない……。
ロードバイク用のガレージは予算内では付けられないとしても、シュークロークがあります。
夫は、憧れの吹き抜けと部屋の配置にご満悦な様子。
また、規格住宅では各部屋の方角的な配置や形などについて、どこか妥協しなければならない間取りとなっていました。しかし注文住宅では、土地に合った間取りと形にすることが可能です。(一から設計するので当たり前ですが笑)
ちなみに、今さらですが、我が家の土地はこんな感じ。
(ちょっと広めかもしれませんが、田舎なのでどこもこれぐらいかと思います)
一番有効に土地を活用するなら、横長の家を北西側の公道に寄せて建築。南東側を庭にし、庭側にベランダとリビングを配置する感じでしょうか。これなら、南東側の隣家との距離も充分に確保できて、家全体に日光を入れることができますよね。
でも、規格住宅の場合は、ここまで自由に決めることができません。もちろん、東西南北に合わせた4つのプランが用意されていますが、大きく間取りを変えることは不可能な場合がほとんどです。ですから、リビングやキッチン、寝室の位置など、完璧に自分たちの要望通りの配置にはならないことが多いと思います。
最初から要望を聞いてもらえるフル注文は、やはり規格住宅とは違うな、と感じました。
しかし、S社に行くのはこれがはじめてです。本当に信頼できる工務店なのか、少し不安でした(疑い深くてすみません……笑)
そこで、S社が開催している完成見学会に参加することにしました。
完成見学会へ行く
完成見学会では、注文住宅で建てた家を、施工主の方に引き渡す前に見学させてもらえます。住宅業者の仕事ぶりを拝見できますし、家づくりの参考にもなりますよね。
見学させてもらった家は、オリジナリティーが溢れる素敵な住宅でした。
キッチンと一体型のカウンター。
一段高い畳スペースのあるダイニング。
ちょっとした柄でアクセントをつけた壁紙。
注文住宅ならではの個性が光っていて、見ているだけでワクワクしました。
私たちの中で急浮上してきたS社。しかしまだF社とY社も捨てがたい……!
ということで、S社という候補が増えたことを、とりあえず他の2社に伝えることにしました。
すると案の定、さらなる波乱が巻き起こることになったのです……。
今回わかったこと
注文住宅を建てるなら、完成見学会には行っておいて損はありません。
注文住宅は、文字通り「注文を受けて建てる家」です。規格住宅や戸建て住宅とちがって完成系を見ることができません。
ですが、完成見学会に行けば、工務店やメーカーの仕事ぶりがある程度わかります。
私たちももっと早くフル注文住宅も視野に入れていればよかった……。
今回もありがとうございました。次回に続きます。
(第1回目の記事はこちらです)