新築の家を建てるなら地鎮祭はやるべき?【第23回】

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前回までは住宅の打合せについてお伝えしました。今回はがらりと変えて、家を建てる前に行う「地鎮祭」についてお伝えします。我が家が「地鎮祭」をやってよかったことなどを、まとめてみました。

→第1回目の記事はこちらです

地鎮祭の流れやマナーを細かくまとめているサイトは沢山あるので、このコラムでは触れません。ちなみに私はこちらのサイトを参考にしました。

→「便利・わかりやすい冠婚葬祭マナー&ビジネス知識

地鎮祭1

(地鎮祭風景1)

※お供え物も神主さんが用意してくれました。玉串料に料金が含まれているようです。終わったら持って帰れます。

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地鎮祭とは

地鎮祭とは、家を建てる前に土地をお祓いする神事です。神主さんを呼んで、工事の無事や家の繁栄を祈ります。

神主さんへの玉串料や出席者への内祝など、そこそこお金が飛んでいきます。義務ではないので、地鎮祭をやるかやらないか迷う人は多いと思います。

「家を建て替えたら古い家に眠っていた“悪いもの”が噴き出した……!」

「購入した土地は、実はかつて凄惨な事件があった場所で、地縛霊に呪われる……」

というのは怪談話でのお決まりの展開。

スミマセン、いきなり恐ろしい話をしてしまいました。実は怖い話が好きなもので笑 先日も「残穢」という、ものすごく怖いホラー映画を観てきました。土地に憑りついた呪いにまつわる話です……。これから家を建てる人は絶対観ない方がいいです!笑

話がそれました……戻します。これははあくまでフィクションの世界の話で、実際に呪いを恐れて暮らしている人は稀ですよね笑 私だってホラー映画は怖いけれど、現実には呪いより金欠の方がオソロシイ……。

ではなぜお金を払ってまで、地鎮祭をおこなった方が良かったのでしょうか。

地鎮祭2

(地鎮祭風景2)

※土地の神様を読んでいます。

我が家が地鎮祭をおこなって良かった理由

地鎮祭にかかった費用は、神主に払う『玉串料』と出席者(工務店から2人)に払う『内祝』合わせて55000円です。決して安い金額ではないので、正直迷いました。しかしそれでもお金には代えられないものを手に入れられたと思います。

【地鎮祭をやって良かった理由】

  1. これから家を建てるぞ! という気持ちが高まった。
  2. 工務店の担当者にじっくりと挨拶ができた。
  3. 職人さんたちに、形式にこだわるようなしっかりした人たちだという信頼感とプレッシャーを与えられた(たぶん)
  4. 呪いを信じないとはいえ……工事の無事を祈ったことで、安心感を得た。

地鎮祭3

(地鎮祭風景3)

※かりぞめの儀式。地鎮祭では知らない儀式がたくさんおこなわれましたが、神主さんが親切にレクチャーしてくれました。

1、2、4は言葉通りのことなので、3について補足します。

地鎮祭は土地を清め、家の繁栄を祈るとともに、職人さんたちが怪我をせず無事に家が建てられることも願います。昔は地鎮祭や上棟式はやるのが当たり前でした。やらなかったら、関わる職人さんたちはいい気がしなかっただろうと思います。

しかし、今は建築の世界も流れ作業の部分が多くなりました。私たちが頼んだような中規模の工務店や大手住宅メーカーでは特に、「作業」と割り切って仕事をこなす職人さんが多いのだと思います。

「地鎮祭をしないと職人さんたちが気分を害する」とは考えなくていいと思います。(※個人経営の工務店では、やらないと顔をしかめられるかもしれません……)やったからいい仕事をしてもらえるということでもありません。ただ「私たちは、職人さんの無事を祈っているし、いい仕事期待していますよ!」という気持ちのアピールが、少しは出来るのではないかと思います。

そのためにお金をかけて地鎮祭をやるべきなのかどうか。考え方はそれぞれだと思います。地鎮祭よりも、現場にたくさん足を運んで職人さんに気づかいの言葉をかけたり、差し入れをしたりすることの方が気持ちが伝わるかもしれません。

結局なにが言いたかったのかというと、いい家を建てるためにはオーナーといえども(オーナーだからこそ)周囲への気づかいが大切だということです。その気持ちを表すひとつの手段として、形式ばった地鎮祭というものをお金をかけてやってもいいのではないか……というのが、私たちの考えだったのです。

地鎮祭で迷っている方の参考に、少しでもなれば嬉しいです。

今回わかったこと

地鎮祭をやるのは、自分たちの心の準備と、工事に携わる人に対する気づかいのため。

今回もお読みいただきありがとうございました! 次回に続きます!

→第1回目の記事はこちらです



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