はじめてリビングを見たときは、本当にせまいと感じました。それが、引っ越して1年以上経つ現在では、特に不便なく当たり前のように生活しているわけですから不思議なものですね(笑)
今回は、この物件のマイナスポイントをもう一つお聞き頂きたいと思います。
旗竿地って、なに?
この物件のもう一つのマイナスポイントは、「旗竿地(はたざおち)」に家が建っていたことです。このコラムのなかでも少しだけ触れましたが、旗竿地とは土地の狭い間口の奥に大きな空間が広がっている土地のことを指します。
言葉で説明してもよくわかりませんね(笑) 簡単に説明すると、下図のような土地のことです!
なぜ、旗竿地だとマイナスなのか
このコラムにも書きましたが、一般的に旗竿地は他の土地に比べて価格が安い傾向にあります。つまりデメリットがあるということですね。では、どんなマイナスポイントがあげられるのでしょうか。
■同じ理由で、プライバシーに問題があることがある。
■駐車場に2台停めるスペースがある場合は縦列になりがちで不便。
■建て売りではなく注文住宅を建てる場合は、重機を奥の土地に入れづらく建築費がかさむことがある。
■同じ理由で、リフォームやリノベーションなどがしづらい。
■土地の形の特性上、「竿」の部分に建物にあてることができないことが多い。
ざっとあげただけでも、これだけのデメリットがあげられます。では、こういった土地は本当に買ってはいけないのでしょうか。旗竿地を購入した僕としては、まったくそんなことはないと思います。
「旗竿地」というだけで、検討から外してはいけない理由
うちはお隣よりも広い面積の土地を持っていますが、お隣よりも200万円安くで売り出されました。お隣と同じ広さの正方形や長方形の土地を買おうとすると、もう数百万円価格が上がると考えられます。もしかすると、都内の住宅地であれば、もっと上がるかもしれません。
旗竿地の一番の魅力は、この「価格の安さ」です。
価格が安いということは資産価値が低いということです。買わない方が良いような気がしますが、そうとも限りません。
たとえば、「とても気に入っている」あるいは「実家が近い」などの理由で、予め家を購入する地域が決まっていたとします。ところが、このエリアの土地の価格が少し高く予算オーバーになることは充分起こり得ます。そんな場合でも、旗竿地の家であれ数百万円安く購入することができます。
つまり、「旗竿地は資産価値が低いから買うのをやめる」のではなく、「旗竿地の土地の安さを利用してほしいエリアにほしい良い物件を手に入れる」ことができるのです。物は考えようですよね(笑)
こうして考えれば、旗竿地に建つ家も充分検討する価値があるということがおわかり頂けたかと思います。
ちなみに、何度も書きますが、僕の家も旗竿地に建つ物件です。土地が広い分、床面積も広いので、割とゆったりと暮らせていると思います。また先ほど、デ
メリットに「四方を家に囲まれているため、プライバシーに問題があることが多い」と書きましたが、嫁は「道路から奥に土地があるから、逆にプライバシーが守られている気がする」と言っています。
簡単に言うと、概ね問題なく、むしろ快適に暮らしているということです!(笑)
次回は、「検討している物件の『双子の家』を内覧するメリットは? 『太陽光発電付き、4LDK、約3,100万円』物件のお隣の物件を内覧」についてお聞き頂きたいと思います。
今回もありがとうございました!
【家を購入するなら、こちらの記事を読んでから】