夫から見た妻の「切迫流産」|男はどんな協力ができるのか

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先日、妻が「切迫流産」についての記事を書きました。黒い血が出たときに「腰が抜けるかと思うほどびっくりしました」という表現はいかにも妻らしいなと思います笑 ただ、「血といえば赤いもの」と考えている僕たちにとって、「黒い血」が出るなんてなにか異常があるとしか考えれません。このときの妻は「びっくり」というよりも「恐怖」に近かったのではないかなと思います。

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やや客観的に書いてしまいましたが、「切迫流産」は女性である妻だけに関係あるものではありません。夫婦二人の子どもですから、僕たち男性にも関係があるものです。

今回は、夫である僕から見た「切迫流産」と診断された妻について書いてみたいと思います。

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「切迫流産」と診断されたあとの妻の様子

病院から帰ってきた日、妻は「切迫流産だって」とうつむきました。後から聞いた話ではかなりボーっとしながら帰ってきたようです。(車にはねられたりしなくてよかった)

僕には切迫流産の知識はありません。ただ、妊娠検査薬で反応があった日よりも前から妻が腹痛と出血を訴えていたので、「もしかしたら、よくないことをいわれるのかもしれないな」と思っていました。僕としては、驚きというよりも「やっぱりな……」という気持ちでした。

妻は翌日すぐに会社に相談、2週間ほど会社を休むことに。病院で「安静に過ごすように」といわれたため、一日の大半をベッドで過ごすようになりました。

そうはいっても、熱があるわけではありません。腹痛や出血は断続的にあったようですが、重病人のような状態ではありません。ただ、横になっているほうが楽らしいので、本を読んだりウォークマンで音楽を聴いたり、ゲームをやったりして過ごしていました。

もちろん、常になにかしらの不調があると思うのですが、僕としては「普段忙しく働いてくれている分、ゆっくり休んでもらいたいな」と思っていました。

男はどんな協力ができるのか

妻が切迫流産になったとき、夫である男性はどうしたらいいのでしょうか。妻と接するなかで僕が考えていたことは、「家事をしっかりやらなければ」と「気持ちの面でも支えなければ」の2点でした。

家事について

僕のうちの場合、食事は車で20分ほどの距離に住んでいる義母が毎日届けてくれたので、ご飯を炊いて味噌汁を作るだけで済みました。これは大変ありがたかったです。

他には掃除と洗濯がありますが、ある程度の“あきらめ”が必要です。掃除については「必要最低限のところのみ!」、洗濯については「バルコニーには干さずに電気代の安い夜中に乾燥機を使う!」と割り切りました。この辺りは非常に現実的に考えることができたと思います。

気持ちの面での支えについて

女性である妻にとって、「自分のお腹のなかにいる子どもが流れてしまいそう」という状態は、僕たち男性が想像する以上に辛いもののようです。時々、やたらと不安がることがありました。

ただ、僕にはどういうわけか「大丈夫、必ず無事に生まれる」という確信めいたものがあります。僕は株を売買するときも恐る恐る少しずつ購入していくタイプなのですが、なぜかいま妻のなかにいる子どもに関しては絶対に大丈夫だと思っているのです。

妻が不安になったときは、「大丈夫、間違いなく無事に生まれるから。そんなに不安になっていると大丈夫なものも大丈夫じゃなくなってしまうかもしれないよ」と伝えていました。

根拠があるかないかは関係なく、「絶対に大丈夫」という言葉には人を安心させる力があるのかもしれません。言いつづけることで、妻は少しずつ落ち着いていったように思います。一つの暗示に近いものがあるのかもしれませんね。(ただ、「絶対」という言葉が嫌いな人は一定数存在します。奥様のタイプを考慮してくださいね)

男はなにを協力すればいいのか

妻が切迫流産になって思うのは、「男は本当になにもできない」ということです。妻がお腹の命を守るために非常に辛い思いをしているというのに、どうすることもできません。これは本当にもどかしい思いをしました。

結局、夫である男が直接的にできることはなにもなく、「できるだけ家事をやる」とか「妻の不安がなくなるような言葉をかけ続ける」とかといったことしか、男にできることはないような気がします。妻よ、ホントすまん……。

まとめ

・「切迫流産」と診断されると、妻は一日の大半をベッドで過ごすことになる
・ゆっくり休んでもらうためにもいい機会と捉えることが大切
・家事を完璧にこなすのは難しいので、ある程度の割り切りは必要
・妻が不安なときは、「絶対に大丈夫」という言葉をかけると安心してもらえるかもしれない
・ただし、妻の神経を逆なでしないように注意
・切迫流産に対して夫が直接的にできることは一つもない
・結局は、「家事をやる」「ポジティブな言葉をかけること」ぐらいしかできない

夫である僕から見た妻の切迫流産について書いてみました。

普段どんな夫婦関係であろうと、子どもを産めるのは女性だけです。これは素直に尊敬すべきことだと思います。また妻は不安になりながらも、切迫流産を乗り切ろうとしています。「母は強し」といいますが、その強さは実際に子どもが生まれる前から発揮されているように思いました。

今回もありがとうございました!

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