1年のなかで好きな時期はいくつかありますが、最近は梅雨が来るのが楽しみに。そうはいっても雨が好きなわけではありません。いつのころからか、「紫陽花」がとても好きなのです。
そこで6月のある休日、“あじさい寺”として有名な鎌倉の明月院へ行ってきました。
明月院の紫陽花はこんな感じ
まずは論より証拠。明月院の紫陽花をご覧ください。
(きれいな丸みを帯びた紫陽花)
(平日でしたが、多くの人がカメラを構えていました)
(仏様も優しいお顔で紫陽花を持っています笑 撮っていいのかな……)
(これも紫陽花かな……?)
拝観口に向かう参道から寺院内まで見渡す限りに紫陽花が咲いています。薄い青色が多いのですが、場所によっては濃い青色のものもありました。
(濃い青色の紫陽花)
酸性の強い土壌だと青色、アルカリ性が強い土壌だと赤色の花が咲くそうです。濃い青色の花が咲くということは、酸性が比較的強いということでしょうか。
明月院の魅力は紫陽花だけではありません。こちらのような京都を思わせる竹林も素敵です。
(少し涼し気で気持ちいいですよ)
鎌倉の竹林といえば「報国寺」が有名ですが、明月院も悪くありません。ただ、「見渡す限りに竹!」というほどの本数ではなく、竹の隙間から漏れる明かりを少し感じられる……といった感じ。「竹林の風に癒されたい!」ということであれば、やはり報国寺に行くのがいいと思います。
また、本堂前の枯山水庭園もいいですよ。拝観口でいただく明月院のしおりによれば、須弥山をかたどり仏教観を表現しているそうです。須弥山とは、古代インドの世界観の中心にそびえる聖なる山のことなのだとか。
おやっ!? 右側の岩の上に誰かがいますよ……!!
カエル!? なぜカエルが笑 聖なる山で昼寝とは勇気がありますね!笑
明月院ってどんなお寺?
明月院は1160年の「平治の乱」で命を落とした山内首藤俊通(やまうちすどうとしみち)の菩提供養のために、俊通の子どもである山内首藤経俊によって建立されました。その後の1256年、鎌倉幕府第5代執権の北条時頼が、明月院の北西の場所に最明寺を建立。時頼の息子である時宗が禅興寺と改名したものの、明治時代に廃絶しました。現在は明月院のみが残っています。
こうした歴史があるためか、拝観口を入って左手に進むと北条時頼のお墓が。
(さすがに墓石は撮りませんでした)
北条時頼は19歳で執権職に就いたあと30歳で出家、37歳で生涯を終えたとのこと。僕の年齢のときには晩年を過ごしていたということです。昔は「人生50年」といわれていたようですが、それにしても短い生涯だったのではないでしょうか。
境内にはいたるところにウサギの像がいます。いったい何羽いるのか数えてみても楽しいかもしれませんね。また、「ウサギの宇宙ステーション」と呼ばれるウサギ小屋もあります。ここでは本物のウサギを見ることができますので、好きな人にはオススメです。
・JR横須賀線 北鎌倉駅から徒歩10分
※建長寺側の改札を出て鎌倉方面へ。看板にしたがえば行くことができます。
・0467-24-3437
小町通でボリュームたっぷりのローストビーフ丼
休日の小旅行で楽しみなのが、おいしいランチです。今回は、小町にある「楠の木」さんでローストビーフ丼をいただいてきました。
ここ数年流行しているローストビーフ丼ですが、ご飯が隠れる程度にしかお肉が乗っていないことも多いもの。ところが、「楠の木」さんのローストビーフ丼は、本当にたくさんのローストビーフが!! 写真で伝わりづらいのが残念ですが、本当にボリューム満点のローストビーフ丼をいただくことができました。これにお味噌汁とお新香までついて¥980(税込)とはお得すぎです!
・JR横須賀線 鎌倉駅東口より徒歩10分
※小町通の有名なお煎餅屋「鎌倉壱番屋」の角を左折して50メートル。
・0467-38-8952
明月院近くのカフェでクリームぜんざい
何時間も観光地をまわっていると、小腹が減ってくるものです。そこで楽しみなのが、甘味です。北鎌倉駅と明月院のちょうどあいだぐらいにある「花鈴」さんは、ぜんざいやお団子をいただけるカフェ。平日の夕方にもかかわらずたくさんの人が訪れていました。
いただいたのはこちら。クリームぜんざいです。気温が25℃以上に達したうえに歩き通しだった僕には、非常にうれしいメニューでした。
(アイスクリームの上には金粉 贅沢……!)
【花鈴】
・神奈川県 鎌倉市 山ノ内 395
・0467-24-9737
「ジメジメした空気が気持ち悪い」「髪がまとまらない」「洗濯物が乾かない」など、悪いイメージばかりの梅雨。鬱屈しそうな気持ちは、きれいな紫陽花とおいしい食べ物で晴らすのがオススメです! 今回もありがとうございました!
(江ノ電にも乗りました)
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