自宅の建て替え、ハウスメーカーと工務店の違い 住宅建築業者選び3【第7回】

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こんにちは、カオリンです。

前回、私たち夫婦の失敗談として6社ものモデルハウスをまわったことをお伝えしました。ただ、まわった6社のうちハウスメーカーは、ヘーベルハウスの1社のみ。他の5社は地域密着型の工務店で、最終的にも工務店に依頼することになりました。

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ハウスメーカーと工務店の違い

家を建てるにあたって、「ハウスメーカーと工務店、どちらに依頼するか」と悩む方も多いと思います。

まず、一般的にいわれているハウスメーカーと工務店の違いをざっくり説明します。

ハウスメーカーとは、一言で表すと大手のこと

経営の展開は全国規模。部材の工場生産率が高いため、品質が安定しており、工期も短くて済みます。規格化されているものが多いので、イメージがずれることはありませんが、プランに多少制限が出てきます。また、実際の工事は下請けの工務店や工事会社が行うため、そちらに品質管理や技術力をゆだねることになります。

<ハウスメーカーの特徴>

  • メリット…品質が安定している、工期が短い
  • デメリット…プランに多少の制限あり、品質の管理は下請けの工務店

工務店とは、営業網を狭い範囲に絞った地域密着型の建設会社のこと

規模は大小様々ですが、比較的小規模で、設計から施工まで一貫しておこなっているところが多いです。信頼性や実績を裏付ける情報が大手ほど多くはないので、自分の足でその会社の建てた家を見学に行き、営業さんの話を聞いて、良し悪しを判断することになります。

<工務店の特徴>

  • メリット…設計から施工まで一貫して行っているところが多い
  • デメリット…自分の足で工務店が建てた家を見に行き、良し悪しを判断

HMと工務店の違い

ハウスメーカーは、下請けに仕事を発注していたり、テレビCMに広告費を使っているので価格が高いというイメージがあります。グレードも高めに設定しているところが多く、ヘーベル、セキスイ、ダイワなどは、狙っている客層が違います。しかし多量受注、多量生産により、ローコストを実現しているハウスメーカーも沢山あります。

私たちが、工務店を選んだ理由

私たちにハウスメーカーという選択肢はありませんでした。その理由と……

2社目にまわったヘーベルハウスが、あまりにも豪華で怖気づいたからでした笑

モデルハウスはどこも豪華なつくりになっていますが、ヘーベルはその上をいっていました。置いてある家具のグレードや、ワインや熱帯魚を使った演出から、買う人をふるいにかけている感じが伝わってきました。そこで、「(全ての)ハウスメーカーは自分達には身分違い」というイメージが刷り込まれてしまいました。

豪華なヘーベル

(ヘーベルハウスのモデルルームってこんな感じ。ハ、ハイソ……)

その心の隙間に入り込んできたのが、地元工務店の厚かましい広告でした笑

私たちの住む埼玉中部は、地元工務店の激戦区です。東京のベットタウンというには田舎すぎる場所ですが、人気の大宮エリアに比べて、ぐんと土地の価格が下がるので、ここ数年で若い家族向けの戸建てが続々と建てられていました。

そのため、広告合戦も激化しています。といっても大手のようなテレビCMではなく、国道脇にでかでかと掲げられた看板や、地元ラジオ局が流す社名入りCMソング、タウン誌の1ページ目に陣取られた掲載広告などです。それらの毒々しくストレートな宣伝文句に、私たちの(ヘーベルの豪華さに)傷つけられた心は、救いを求めて吸い寄せられていったのでした笑

工務店看板

(道に立っている看板。なんか雑な加工のでスミマセン……)

結果的には、地元の工務店の中から決めて良かったと思っています。ですが、ひとくちに「ハウスメーカー」、「工務店」といっても、価格や得意分野は千差万別。工務店というくくりで探していなければ、もっと色々な情報を集められたかもしれない、後になってそう思いました……。

今回もお読みいただきありがとうございました。次回につづきます。

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