【ビギナー向け】信用取引で空売りするための口座を開設しました。

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2017年4月26日、北朝鮮情勢や欧州政治リスクに対する警戒感減退から、日経平均株価は今年初の4日続伸となりました。具体的には、4月21日の始値18591円82銭から19,289円43銭と697円61銭の伸び幅。わずか4日で約3.75%も上昇しました。個人的には、自分の保有している株も目論見通りに値を上げ、ひとまずホッとしたところです。(このあと予定されているトランプ大統領の税制改革案の発表があるので、まだまだ安心はできませんが)

株価が大幅に伸びたということは、大幅な下落があったということでもあります。4月頭にアメリカがシリアを攻撃してから(正確にはもう少し前からですが)、日本株全体が大幅に下落しました。

(出典:Yahoo!ファイナンス)

もちろん僕の保有株もだらだらと下がり続け、一時は大きな含み損を抱えてしまいました。こういった場合、僕のように現物取引をしている人が取れる対応は、主に以下の3つです。

  • ある一定のラインで損切り→リスクを回避する
  • 株価が落ち切ったところを見極めて買い増しする
  • 損切りをしたうえで、改めて底値で買いを入れる

僕は直観的に「これは一時的な下落で、必ず値は戻ってくる」と感じたので損切りはしませんでした。ただ、下落がはじまる前に資金のほぼすべてを投入していたため、底を見極めて買いを入れること不可能な状況……。残し少ない余力で買い増して利益を得ましたが、含み損の額と比べれば焼石に水程度です。

つまり、僕は株価が下落し含み損ばかりが増していく光景を、ほとんどなにもできずにただ見ているだけになってしまったのです。

(出典:Yahoo!ファイナンス)

これほど悔しいことはありません!

そこで僕は決意しました。信用取引口座を開設することにしたのです。

信用取引とは?

そもそも信用取引とはなんでしょうか。聞いたことはあるものの、実際に口座を開設しようと考えるときまでしっかり勉強していませんでした。

簡単にいえば、自分の「信用」によって取引を行うことです。

……と読んでもよくわからないかもしれません。信用取引主に3つのメリットがあります。

信用取引の特徴1 持っている資金の約3倍まで取引ができる

たとえば、現物取引をおこなっている人が、100万円の資金を持っていたとします。このとき、取引できるのは当然のことながら100万円までですよね。ところが、信用取引では最大で300万円分の投資が可能。現物投資と比較して、3倍の利益を得られる可能性があるのです。

一つ注意したいのは、自己資金外の200万円は「借金」だということです。投資がうまくいかなかったときの損失も大きくなるので、リスクマネイジメントはしっかりしなければいけません。ちなみに、このように他人の資本を使うことを「レバレッジをかける」といいます。

信用取引の特徴2 信用売り(空売り)ができる

現物取引の基本は、「株を安く買って、高く売る」です。この差額から税金や手数料などのコストを引いたものが利益になります。

「信用売り(空売り)」はまったく逆だと考えると、わかりやすいかもしれません。利益を出す方法は以下の通りです。

1、証券会社から株を借りて、高値で売る
2、株価が下落したら安値で買い戻して、証券会社に返済する
3、先に売った値とあとで買い戻した値の差額が利益になる

(出典:SBI証券)

現物取引では「買う→売る」の流れになりますが、信用取引では「売る→買う」ということができるというわけです。ちなみに、1の「証券会社から株を借りて」を難しそうに感じるかもしれませんが、特別な手続きは必要ありません。信用口座を開設し、ある程度の担保があれば大丈夫です。

少しわかりづらいかもしれないので、上の手順に合わせて例を出してみます。

1、証券会社から株を借りて、1株100円の株を100株売る
2、株価が下落したので1株90円で買い戻して証券会社に返済する
3、差額の1000円が利益になる

非常に簡単ですね!

信用取引の特徴3 株主優待券をリスクなく手に入れられる

桐谷広人さんがテレビで取り上げられたこともあり、株主優待券の認知度は高まりました。そもそも僕が株をはじめたきっかけも、株主優待をゲットしたかったからです。

株主優待を得るためには、「権利付け最終日」に株を持っている必要があります。ところが、この日が過ぎ「権利落ち日」になると、株価が急落するのが一般的なパターンです。つまり、株主優待をゲットする代わりに、保有する株の評価額が下がってしまうわけですね。

そこで役に立つのが「信用売り(空売り)」です。権利付最終日に「現物買い」と「信用売り」の両方を入れることで、現物買いで保有した株が下落したことによる含み損を、信用売りで得た利益で相殺することができるのです。

わかりづらいかもしれないので例を出してみます。

【100円の株を100株取引する場合】

■権利付け最終日=株価100円

・現物買い→100株
・同時に信用売り→100株

■権利落ち日=株価90円に下落

・現物買いした分→1000円の損失
・信用売りした分→1000円の利益
・損益は±0円

こうして権利落ち日に損失を出すことなく、株主優待を手に入れることができるというわけです。

ただし、この手法を使うと「逆日歩(逆日歩)」という手数料がかかってしまうことがあります。逆日歩は銘柄ごとに異なり、1株ごとにかかるものです。上記の例のとき逆日歩が1株10円かかるとしたら、100株で1,000円かかってしまうことになります。株主優待の額が低い場合は注意が必要でしょう。

信用取引でリスクヘッジ!

この3つの特徴のなかで僕が注目したのが、2の「信用買い(空売り)」です。これを上手に利用すればリスクヘッジになるのではないでしょうか。株の取引きをしていると、こんな状況になることがあります。

現物で保有している株が、買い値より下がってしまった。だが、自分としては近い将来上がる可能性があると考えているので、損切りしたくはない。そうだとはいえ、このまま下落を続ける危険性もあるから、持ち続けるにはリスクが高い……。

こんなとき、いままでの僕は下がり続ける株価を見ているだけでした。あるいは、余力資金があれば、「この辺りが底だろう」と考えたところで買い増しすることもあったと思います。ただ、この「買い増し」には危険が伴います。底だと思い買いを入れた値から、さらに下がってしまうことがよくあるのです。当然、含み損が増えてしまいます。

そこで考えたのが、「信用売り(空売り)」によるリスクヘッジです。信用売りとは、先に高値で株を売っておき、株価が下がったときに買い戻すことで利益を得る方法です。これを使えば、現物買いで保持していた株の含み損を相殺することができます。

わかりづらいかもしれないので、例を出してみます。

A社の株を「現物買い」かつ「信用売り」する場合

【現物買い】

・100円の株を100株(10,000円分)買った
・株価が1株90円に下がってしまった(100株で9,000円になってしまった)
・株価下落による損益は「-1,000円」

【信用売り】

・100円の株を100株(10,000円分)空売りした
・株価が1株90円に下がった(100株で9,000円)
・株価下落による損益は「+1000円」

トータル損益は「±0円」

実際には、こんなに単純な取引になることはないと思いますが、わかりやすくするためにシンプルにしました。また、手数料や貸し株料などのコストについては考慮していません。

この例の場合、現物買いで出た1,000円の損失を信用売りで出た1,000円の利益によってカバーできました。このあと、自分のシナリオ通りに株価が上がったときは、信用売り分を手仕舞いすればいいでしょう。これを上手におこなうことができれば、現物買いした株保有のリスクをカットすることができます。

この考え方のヒントをくれた人

実は、この考え方のヒントをくれた人がいます。ラジオNIKKEIで番組を持っている相場師朗さんです。実際にお会いしたわけではありません。相場師氏の著書「株は技術だ! 倍々で勝ち続ける究極のチャート授業」を読んだのです。この本には、会社の業績や社会情勢を考慮するのではなく、徹底的にチャートを極めることによって利益を得る方法が書いてあります。

株をギャンブルと考える人は多いと思いますが、僕はそんなことはないと思います。社会で働く方がスキルを磨いて報酬を高めているように、また主婦の方がスキルを高めることで時短しているように、株も自分の技術を磨くことである程度の利益を得られるものではないでしょうか。

この本には、リスクヘッジとして空売りのほかにも、株で利益をあげるための基本的な考え方や具体的な手法が書かれています。テクニカルを用いて株を運用したい方にオススメです!

株は技術だ! 倍々で勝ち続ける究極のチャート授業 (相場師朗)
……とはいえ、信用売り(空売り)をするのははじめてのこと。そもそも、株をはじめたとき「信用取引には手を出さないでおこう」と考えていたのです(借金をして株をやるのが恐いから……笑)。果たしてうまくいくでしょうか。結果は、このブログでご報告します。

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