サンルームとは? メリットは「雨の日の洗濯」など4つ。デメリットは……?

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住宅の購入を検討していると、わからない言葉に出会うことがありますよね。

今回は「サンルーム」です。

文字通り、全面をガラス張りにして太陽の光をいっぱいに取り込むための部屋のことです。論より証拠、こちらをご覧ください。

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(画像転載元:スペースガーデニング

最近は、こういった部屋のある家が増えているようで、よく見かけますよね。家の一部にこういった部屋がある場合もありますが、多くの場合は家からボコッと飛び出しているもののようです。

では、どんなメリットやデメリットがあるのでしょうか。

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サンルームのメリット

まずは、サンルームのメリットからです。書き出してみると、かなりたくさんあります。

メリット1 雨の日でも洗濯物を干すことができる

一番に思いつくメリットはこれではないでしょうか。長雨でも台風でも問題なし。特に梅雨の時期には、効果を発揮します。

突然の雨でもOKです! 「朝はあんなに晴れていたのになんで!?」と思うようなタイミングで雨が降るときってありますよね。オフィスでは、「洗濯物、干してきちゃったよ~」という会話が繰り広げられることがありますが、いつもサンルームに干しておけば安心できます。

メリット2 洗濯物に花粉や虫、鳥のフンなどの心配がいらない

洗濯物を外に干すのは気持ちいいものですが、春夏を中心に花粉や虫が気になります。また、洗濯物に鳥のフンなどがついて汚れてしまうことも。サンルームに干せば、こうした心配とは無縁ですよね。特に、花粉症がつらい方には必需品かもしれません。

メリット3 暖房の効率がアップする

サンルームは、特に冬に威力を発揮します。晴れた日には注ぎ込んだ太陽の光でルームないが暖まり、気持ちよく過ごすことができるのです。暖房を入れる必要はありません。

また、部屋の外にガラスに囲まれた空気の層ができることになるため、リビングなどサンルームの隣にある部屋の暖房効率が上がるという声もあります。

メリット4 セカンドリビングやティースペースとして楽しむことができる

少し広めのサンルームでないと難しいかもしれませんが、セカンドリビングやティースペースとして使うことができます。あたたかい日差しのなかで気持ちよくリラックスできますよ。

また、夏にはお子さんのプール遊びにも活躍します。自分の目が届くところで遊ばせられるのがいいですよね。

サンルームのデメリット

サンルームにはデメリットも多数あります。

デメリット1 設置にお金がかかる

サンルームにかかる費用は大きくわけて2つあります。

まずは、設置にかかる費用です。インターネットで探せば安く設置してくれそうな業者を見つけることはできますが、それでも数十万レベルでお金がかかります。

固定資産税がかかることも見逃せません。固定資産税がかかるかどうかは、「雨や風がしのげる作りになっているかどうか」によって決まります。サンルームは、「増築」という形になり、壁と天井で囲まれているため固定資産税の対象です。当然、役所に行って登記の変更を行わなければいけません。このあたりは、業者や司法書士に相談するのがいいかもしれませんね。

デメリット2 夏は非常に暑くなる

全面ガラス張りなので、夏は非常に暑くなります。お子さんをプールで遊ばせているときには自分もそこで見ていなければならないので大変です。

このときに役立つのが、「内部日よけ」です。ガラス張りの天井につけておくだけで、多少暑さをやわらげることができます。窓の開放は必須です。また、子どもはサンルームで遊ばせておいて、親はエアコンの効いた部屋で見守っているというのも一つの方法です笑

デメリット3 冬は非常に寒くなる

先ほど、メリットとして冬の暖かさをあげましたが、あれは「晴れた冬の日」に限ったことです。サンルームは全面ガラス張り。室内の熱がどんどん逃げていってしまうため仕方ないのですが、「晴れていない冬の日」は非常に寒くなります。

デメリット4 洗濯ものを干すと湿気がたまることがある

雨の日でも洗濯物を干せるのがサンルームの大きなメリットですが、湿気の逃げ場がなくルーム内に溜まってしまうことがあります。窓を開けておくことで湿気を逃がすことができますが、これでは干したまま出かけることができません。特に、花粉が気になる方にとっては、サンルームを作った意味がほぼゼロです。

対策としては、除湿器を用意するのがオススメです。はるか昔と比較して電気代もかかりませんし、逆に気持ちよく乾かすことができます。

デメリット5 汚れが目立つ

全面ガラスなので、汚れが目立つのもデメリットです。ただ、逆に掃除はしやすいので、こまめに掃除すれば問題ありません。ただ、普通のガラス窓もそんなに掃除しないと思うので、気にならない人にとっては些細な問題です。

デメリット6 家の保証がきかなくなる可能性がある

もし、家を購入した住宅メーカーとは無関係の業者に設置を依頼した場合、家の保証がきかなくなることがあります。ポイントは、サンルームを設置したところの保証だけがきかなくなるのではなく、家全体の保証がきかなくなることがあるということ。サンルームを設置するのは一カ所だけなので家の基礎や屋根にも影響ないと思うのですが、なぜかこういう規定になっているメーカーがあるようです。

サンルームを増築するときには、「家の保証がきかなくなる恐れはないか」や「保証がきかなくなってでもサンルームを増築必要があるか」など、よく検討するといいですね。

今回は、サンルームの意味と、メリット&デメリットについてまとめました。サンルームを検討する人の参考になりますように!

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