フリーランスの僕がシェアオフィスを2年でやめた理由3つ

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2017年6月、このブログで「リモートワークやテレワークに!シェアオフィスを2年利用してわかったこと7つ」という記事を書きました。このなかでお伝えした通り、シェアオフィスにはさまざまなメリットがあります。しかし、記事を書いてから約2ヶ月後、僕はシェアオフィスをやめることにしました。今回は、その理由を紹介したいと思います。

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フリーランスがシェアオフィスを使うには3つの費用(コスト)がかかる

フリーランスの人がシェアオフィスを使う場合、自宅で仕事するのと比較して3つのコストがかかります。

シェアオフィスの利用料金

当たり前ですが、シェアオフィスを使うためには利用料金がかかります。僕が借りていたところは、24時間&365日使うことができて毎月3万円でした。年中無休で使うことができるという条件を外せば、毎月1万円台から借りることができるところもあります。

先ほど紹介した記事にも書きましたが、僕はこのコストをかけることで集中して仕事に取り組むことができました。その分だけ多くの利益を生むことができたわけなので、シェアオフィスを使ったことはよかったと思っています。

ただ、ほとんどのフリーランサーは自宅でも仕事ができるものです。僕もシェアオフィスを契約する前は、10年以上家で仕事をしていました。そう考えると、これは本来不要な出費だったということになります。

通勤やオフィスで使う費用

僕は自宅の最寄り駅から10分ほど電車で離れたところにオフィスを借りていました。自転車で通勤することもよくありましたが、雨の日や暑さ寒さの厳しい日などは電車に乗りたくなります。会計ソフトで確認するとこれが意外と多く交通費がかかっていることがわかりました

オフィスに出勤すれば、朝食代や昼食代、夜食代なども必要です。仕事の都合上、早朝に出勤しなければいけないときは、たいてい家で食事をする時間がなくなります。コンビニで食事を買わなければいけなくなり、その分だけ出費がかさんでしまいました。また、夜中まで仕事をしていることが多かったのですが、小腹が空いたときにはやはりお金を使ってしまいます。

いずれも自分の努力不足という側面はあるものの、やはりできるだけコストはカットしたほうがいいと考えました。

通勤にかかる時間的コスト

通勤には時間的コストもかかります。僕の場合は片道約30分、往復約1時間です。仮に僕の1時間の値段を3,000円とすると、毎月「1日3,000円×30日」で9万円ものコストを通勤にかけていたことになります。郊外から都心に通っている会社員の方々に比べればたいしたことはないことはわかっていますが、もったいないと考えてしまいました。

一度シェアオフィスを利用してみてよかったこと

そもそも僕がシェアオフィスを利用しはじめたのは、集中して自宅で仕事をするのが苦手だったからです。妻と共有で使う仕事部屋はありますが、同じ階には寝室もあります。「ああ、疲れたなあ」と思ったときには簡単に倒れることができたわけです。また、一人で仕事をしているとインターネットの誘惑に負けてしまうことが多くありました。特にYouTubeの破壊力はバツグンです笑 気が付けば1時間以上も観続けていることがありました。

シェアオフィスを利用することでこうした問題をすっきり解決することができました。なによりも僕が気にしたのは“第3者の視線”です。シェアオフィスではさまざまな人が働いています。きっとそんなことはないと思うのですが、「あの人、またYouTube観てるよ。なにしに来てるんだろう」と思われることが恐かったのですね(根が小心者なのです)。このように他者の目を気にすることで、僕はかなり効率よく仕事をすることができていました。

シェアオフィスをやめる前、自宅で仕事ができるかどうか1ヶ月ほど試してみました。せっかく3つのコストをカットしても、以前のようにYouTubeやベッドの誘惑に負けて仕事にならないのでは無意味だと思ったからです。

自分でも驚いたことに、僕はかなり効率的に仕事をこなすことができました。きっとシェアオフィスにいるうちに、集中して働くクセがついたのだと思います。こうした自信を持てたことも、シェアオフィスをやめた理由の一つです。

フリーランスのメリットを活かしたい

別のカテゴリーの別の記事では書いているのですが、妻が現在、妊娠&出産の準備を進めています。実際にはまだ妊娠したわけではないのですが、予防接種を打つなど大忙しです。

そうなると、夫である僕も協力しないわけにはいきません。妊娠した女性の心と体がどのような状態になるのかわからないことが多いのですが、きっとサポートが必要になるのだろうと思います。そのとき僕がシェアオフィスで仕事をしているよりは、なるべく自宅にいたほうがいいのではないかと思いました。

現在、自宅での仕事の合間に掃除や食器洗いなどをやっていますが、これが結構いい気分転換になっているようです。逆にいうと、シェアオフィスで仕事をしていた2年間は、妻にこの辺りの負担を強いていたことになります。申し訳ないですね。

フリーランスのメリットの一つは、在宅で仕事ができることです。これに魅力を感じフリーランスを選ぶ方はたくさんいると思います。そうであれば、これを最大限に活かすのが得策なのではないでしょうか。

フリーランスの僕がシェアオフィスを2年で辞めた理由を3つ紹介しました。以前の記事にも書いたように、シェアオフィスには非常に大きなメリットがあると思います。そこで出会った人と仕事をして数十万円の利益を得たこともあります。ただ、現在の僕の状況とやや噛み合わなくなってきただけのことです。いずれまた家の外で仕事をしたほうがいいと思うときがくるのかもしれませんが、ひとまずはこのまま家で仕事を続けようと思います。

これからシェアオフィスを利用しようと考えている方やシェアオフィスの利用を見直そうと考えている方の参考になれば幸いです。今回もありがとうございました。

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