4月になり、新年度がはじまりました。就職や転職などで新しい生活がはじまるという方も多いのではないでしょうか。
いたるところで桜が咲くこの季節。フリーランスの僕も1年を精一杯のものにしようと、毎年心を新たにしています。
特に今年は、仕事上のある節目。1年間支えてくれた妻が、少し品のあるランチを用意してくれました。今回利用したのは、横浜駅近くにあるスカイビル28Fにある「横浜 星のなる木」。伝統を大切にしながらも革新的な料理を創作する日本料理店です。
目次
ランチ限定懐石コースを紹介!
横浜 星のなる木のランチは「平日2800円/休日3800円」。懐石のランチコースとしては高くない価格なのではないかと思います。
テーブルからの景色は?
席に座ると目の前に広がったのは、横浜の景色でした。
いわゆる“裏横浜”方面です。視線をみなとみらい方面に移すと、ランドマークタワーやインターコンチネンタルホテルが見えます。
ただし、インターコンチネンタルホテルは後ろからの姿。横からの姿が印象的な建物ですが、後ろから見るのもおもしろいですね。
スパークリングワイン
今回利用したコースでは、食前にスパークリングワインがついていました。
いただいたのは「La Rosca Brut(ラ・ロスカ・ブリュット)」(だったと思います笑)。軽やかでフレッシュ、キレのいいスパークリングで、食欲をそそります。
四季彩八寸
まずは前菜から。
運ばれてきたとき、思わず「わあっ」と声を上げてしまいました。“春の庭園”をイメージした盛り付けになっているそうです。
(蓬豆腐 クリームチーズ 柑橘酢)
「蓬豆腐」をいただいたのははじめてでしたが、クリームチーズのまったりした舌ざわりとよく合い、とてもおいしかったです。
(トマトとジャガイモの摺り流し)
口に入れた瞬間に感じるのは、フレッシュなトマトの酸味。その後、ジャガイモのまろやかさが出てきます。
さらに数口いただくと、こんなものが。
(ダイス状の心太)
心太というと、細長い麺状になったものというイメージが強かったのですが、こちらはダイス状にカットされています。独特の食感が汁物である摺り流しのアクセントになっていました。
(蛍烏賊の桜冷薫)
「冷薫」とは薫製を作る方法の一つ。一般的には、20℃~30℃の低い温度で数日~数週間薫製にします。水分が少なくなるので、長期保存できるのが特徴です。香りが強く食べづらいといわれていますが、僕はあまり気にならなかったです。
(春キャベツと八幡平サーモンの麴漬けの博多)
「博多」は福岡の地名ではなく、切り口が縞模様になるように材料を重ねる料理法のことです。博多帯の織柄に似ていることからこう呼ばれています。……のですが、まったく気にせず食べてしまいました笑
温物
献立で「トリュフ」の名前を見たときから待っていました! 実は、いままでトリュフを食べてことがなかったのです。さっそくフタを開けると……。
見た目は普通の茶碗蒸しなのに、心なしか輝いて見えます笑
そして、こちらがトリュフです。しいたけのようにプニプニしたものを想像していましたが、思ったより固めの食感でした。
造り
(鮪 小田原直送鮮魚)
こちらは僕よりも妻が非常に感動していました。妻はそもそも魚介類が苦手なのですが、今回のトロを口に入れた途端、「わあっ! 本当に溶けてなくなった!」と。
まさに妻の言う通りで、口に含むとトロならではの味を感じたあと、スーッと刺身そのものが消えていきます。妙な味が残らず口のなかがサッパリしているのが、さらに驚きです。
焼肉のカルビと鮪のトロが比較されることがありますが、このおいしさはお肉では出せないのではないかと思います。
主菜
ランチコースのメインです。一番のオススメはこちら。
(若鶏の治部煮)
僕としては、この料理にもっとも感動しました。ここまで少し緊張して食べなければいけない料理が続いていただけに、家庭を思わせるホッとする味が染み入ったのかもしれません。それでいて品のある出汁がきいていて、素朴なだけの料理でないことは明らか。簡単に作れそうで、家庭ではなかなか作れない一品です。こういうときに、「ああ、この店で食事をしてよかったな」と思いますよね。
(河豚の唐揚げ)
実は河豚をいただくのも今回がはじめて。ぷりっぷりの食感がたまらなくおいしかったです。いつか河豚のお刺身を好きなだけ食べてみたいです笑
食事
(岩手純情米プレミアムひとめぼれ)
「岩手純情米プレミアムひとめぼれ」は聞きなれない名前ですが、JA全農いわてのサイトに詳しい説明がありました。
~特別なこだわりと選び抜かれた品質~
岩手県産のプレミアム米「いわて純情プレミアムひとめぼれ」は、食味ランキング特Aを連続受賞している岩手県南産「ひとめぼれ」を、栽培方法や品質にとことんこだわり特別に栽培。農薬使用回数を通常の4分の1に削減し、玄米粒の大きさを通常の1.9ミリ以上を2ミリ以上とし、食味値での選抜とあらゆる条件を設け厳選しています。安全・安心はもちろん食味や粒の大きさにまでこだわったお米です。
どうやらかなりこだわって作られたお米のようですね。
今回は、さらに素晴らしい炊き加減のご飯をいただくことができました。
水分といい固さといい、本当に絶妙でした。厨房でどんなふうに炊いているのかわからないのですが、家の電気炊飯器ではまず出せない味だと思います。妻は「お米の甘さがよく出ていておいしい!」と、先ほど紹介したトロの次に喜んで食べていました。
甘味
(自家製アイスと季節のフルーツ)
まったり&さっぱりで、非常においしくいただきました。ただのバニラアイスではないのですが、はっきりしたことはわかりません。申し訳ありません笑
今回いただいたお料理の献立
【四季彩八寸】
蓬豆腐(よもぎどうふ) クリームチーズ 柑橘酢
里芋のフォアグラ味噌田楽
トマトとジャガイモの摺り流し
蚕豆 心太 赤芽
蛍烏賊の桜冷薫
長芋の甘酢漬け 青紫蘇餡
菜の花と子持ち昆布の梅肉添え 鮪節
小袖出汁巻き玉子 しらす染卸し
北寄貝と露青煮 芥子酢味噌掛け
蛸の桜煮 大根 木の芽ジュレ
春キャベツと八幡平サーモンの麴漬けの博多
柚香黄身酢
【温物】
トリュフの茶碗蒸し
男爵芋餡掛け 若鶏 ジブレット
【造り】
鮪 小田原直送鮮魚
春のあしらい
【主菜】
桜鯛の道明寺蒸し
筍 桜花 白出汁餡
若鶏の治部煮
桜麩 椎茸 人参 山葵(わさび)
鰆の薫香(くんこう)山菜焼き
炊き合わせ
海老 黄蕪 五郎島金時
モロッコインゲン
河豚の唐揚げ 獅子唐 檸檬
【食事】
岩手純情米プレミアムひとめぼれ
香の物
赤出汁合わせ味噌仕立て
【甘味】
自家製アイス
季節のフルーツ
※( )内の読み仮名は僕がつけました。
「横浜 星のなる木」のランチコースを紹介しました。僕たちは大きなダイニングを利用しましたが、個室はこんな感じです。
(画像転載元:ぐるなび)
料理の質といい景色といい、雰囲気といい……結婚を考えるカップルの「両家顔合わせ」にもぴったりですね
もちろん、少しかしこまったカップルデートなどにも利用できます。平日であれば2800円からランチを楽しむことができますし、本当にオススメですよ!
今回もありがとうございました!
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