息子が滲出性中耳炎になってしまった話|子供がかかりやすい中耳炎には種類があった!【第30回】

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こんにちは、カオリンです!

毎日元気いっぱい動き回っている息子ですが、昨年末に滲出性(しんしゅつせい)中耳炎にかかっていることが発覚しました。今回は、症状が発覚した経緯や、滲出性中耳炎と急性中耳炎の違いなどをまとめてみたいと思います。

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なんとなく臭う耳元……

2018年のクリスマス、当時生後7ヵ月の息子を耳鼻科に連れて行きました。その1週間くらい前から、なんとなく耳が臭いような気がしていたからです。表現するのが難しいのですが、犬が雨に濡れたあとのような……、生乾きの洗濯物のような……、そんなニオイでした。

もしかしたら耳垢が溜まっているのかな。とりあえず耳鼻科に行って取ってもらおう。

そんな軽い気持ちで耳鼻科を受診したところ、なんと中耳炎にかかっていることがわかったのです。撮影した右耳の中の写真を見ると、鼓膜の奥にたっぷりと水が溜まっています。

(左が正常な鼓膜、右が中耳炎の鼓膜)

でも中耳炎ってすごく痛がったり、不機嫌になったりするって聞いていたけど……。息子は毎日機嫌よく元気に過ごしているし、先生診断間違えてない?

そんなふうに疑っていたところ、実は中耳炎には種類あるという説明をしていただきました。

急性中耳炎と滲出性中耳炎の違い

主に中耳炎と呼ばれているのは、発熱や痛みを伴う急性中耳炎とのことでした。息子は、痛みを伴わない滲出性中耳炎にかかっているとのこと。

私の理解した範囲で簡単に説明すると、中耳炎とはどちらも鼓膜の奥の「中耳」と呼ばれる部分に水が溜まってしまう病気です。

急性中耳炎」は、中耳に鼻水や原因菌が入り込んでしまうことでかかります。

一方の「滲出性中耳炎」は、中耳の細胞内から炎症性の水が滲み出ることでかかる病気です。急性中耳炎も滲出性中耳炎も、その液体が鼻からうまく排出されず炎症を起こします。

急性中耳炎は風邪などと併発し、痛みを伴うので発覚しやすく治療をすれば早めに治ります。しかし、滲出性中耳炎は痛みがないので親が気づかないことも多く、また気づいてもなかなか治らないことが多いそうです。

「痛くないのだから放っておいても別にいいのでは……?」と思ったのですが(このあたりがなんともいい加減な母親です笑)、耳に水が溜まっていると聞こえが悪くなり、放っておくと慢性的な難聴になってしまうこともあるということでした。語りかけが大切な時期に難聴になってしまうと言葉の習得にも悪影響があると聞き、不安は一気に増大! たかが耳のニオイで病院に行くのはどうかと思いましたが、結果的に症状に気づけてよかったなと思った出来事でした。すぐに治療をはじめてもらうことにしました。

そして、治療がはじまった!

治療は抗生剤と鼻水を止める粉薬が中心。薬さえ飲んでくれれば簡単に治るだろうと思ったのですが……甘かった! 滲出性中耳炎は本当に治りが遅く、さらに息子が粉薬を超絶に嫌がったため、「息子と粉薬と私……」の格闘の日々が始まったのでした……。

滲出性中耳炎の発覚から1ヶ月以上経った2019年1月末現在も滲出性中耳炎の症状は一進一退を繰り返し、まだ完治していません。週に一回耳鼻科に通い、鼻水を吸引してもらい経過を見てもらうことで悪化は防げているのかな……といった感じです。

今回わかったこと

・中耳炎には痛みを伴う急性中耳炎と、痛みがない滲出性中耳炎がある。
・もし子供の耳のニオイが気になったり、異変を感じたりしたときは、痛がっていなくても一度耳鼻科を受診してみるとよい。
・滲出性中耳炎は治りづらい。(お子さんの滲出性中耳炎がなかなか治らなくて不安なママさん、うちの子もなかなか治らなくて困っています。一緒にがんばりましょう!)

次回は、滲出性中耳炎治療の続きや「赤ちゃんに粉薬を飲ませる方法」などをまとめます。最後までお読みいただきありがとうございました。

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