先日、『教えて!gooウォッチ』というサイトに、「マイホームを購入するなら増税・東京五輪の前?それとも後?」というコラムが掲載されました。
その内容を簡単にまとめると……
- 2017年4月に、消費税が10%になることが予想される
- 家を購入することが決まっているのであれば増税前に買ってしまった方がいい
- ただ、経済情勢によって住宅ローン金利が変わる&不動産の値引き額も変動するので、一概にいうことはできない(つまり、増税後の方がトクということもあるかもしれない)
- 購入時期よりも、住みたい場所やいい物件が見つけられるかどうかが大切
ということのようでした。
今回は、これについて、僕が思ったことを書いてみたいと思います。
消費税が5%から8%に上がったあと、僕の住む地域の物件価格はどうなったか?
以前から聞いていただいている通り、僕は横浜市に一戸建てを購入しました。そのスペックは以下の通りです。
- 価格:約3,100万円(値引き後:約3,000万円)
- 土地:約30坪
- 延べ床面積:約90㎡
- その他設備:太陽光発電システム付き
- 駅徒歩:約10分
- 日当たり:東=良い、南=良好、西=良好
これも以前から聞いていただいているとおり、僕の購入した土地は「旗竿地」ですから、比較的価格が低い傾向にあります。これだけの物件を、約3,000万円で購入できたのは良かったと思います。
さて、僕が家を購入してから約半年後、消費税が5%から8%に上がりました。
さらにそれからまもなくして、僕の家から50メートルほど離れたところで、僕の家とほぼ同じ約30坪の土地に戸建て住宅が建てられました。ただ、太陽光発電がなく、すぐ南側が隣の住宅で日当たりがいまいち……など、僕の家と比べれば明らかにスペックが劣ります。
この家がどれぐらいの価格なのか興味を持った僕は、インターネットで調べてみました。
そして、驚きました。
その家は、僕の家よりも約500万円高い、約3,600万円で販売されていたからです。
もちろん、不動産会社がここから値下げしていることが考えられるので、実際にはもう少し低い価格で販売されたのだと思います。しかし、500万円も値引きされることはないと思います。
もちろん、いわゆる「アベノミクス」による経済状況の変化が価格に影響したことも考えられるので、一概にいうことはできません。しかし、やはり増税が物件の価格に大きく影響したのではないか? と考えざるを得ません。
さきほど紹介したコラムにあるように、将来的に家を購入することを考えているのなら、増税前に購入するべきなのではないかと思います。
住宅の購入を先延ばしにした場合のデメリットは?
ところで、住宅の購入を先延ばしにすることには、大きなデメリットがあります。
それが、家賃の存在です。
住宅を購入しないで賃貸に住み続けるということは、その期間、家賃を払い続けるということです。
仮に、3,500万円の物件を購入することが決まっているとしましょう。
いますぐにこの物件を購入すれば、今月からでもローンを返済するためにお金を使うことができます。
しかし、1年後に購入したとしたら、それまで賃貸の家賃を払い続けなければならないのです。これが月に10万円だとしたら、家を購入するまでの1年間に120万円ものお金を使わなければならないということですよね。本当にもったいないと思います。
もうすぐ増税されるかもしれないと聞くと、「増税前に買うのがトクか? 増税後に買うのがトクか?」と考えてしまうものです。でも、消費税が10%に上がる可能性があるのは、2017年4月のことです。この記事を書いているのは2015年6月ですから、あと1年10ヶ月もあります。現在の家賃が毎月10万円なのだとしたら、増税までに220万円も払わなければなりません。
増税まで待つことによって、これだけの額を回収できるほどトクができるとは考えづらい気がします。
特に現在は、景気が上向いているといわれ(これはこれで本当か? という印象も受けますが)、今後住宅ローン金利が上がっていくことが予想されます。そうであれば、早めに住宅を購入し、早めに住宅ローンを組んでしまう方がいいのではないかな、と思います。
今回は、『教えて!gooウォッチ』というサイトに掲載された、「マイホームを購入するなら増税・東京五輪の前?それとも後?」というコラムを読んだときに、僕なりに感じたことをまとめてみました。
僕は、不動産や金融のプロではなく一般人です。考えに甘さがあるかもしれませんし、責任をとることもできませんが、なにかの参考になれば幸いです。
今回も、お読みいただき、ありがとうございました!!
【家を購入するなら、こちらの記事を読んでから】