観光や旅行の醍醐味に一つは、その土地の料理を食べることですよね。僕は旅行にいくと、史跡などを巡るよりもそのあとの食事を楽しみにしてしまいます。
今回訪れたのは、以前から行ってみたいと思っていた愛知県の名古屋市。名古屋といえば「名古屋飯」が有名ですよね。手羽先や味噌カツ、どて煮など、魅力的な食べものであふれているはず。とはいうものの、名古屋にいられる時間は限られています。どうにか一ヶ所で多くの種類の名古屋飯を食べることはできないものか……と調べてみた結果、名古屋の居酒屋チェーン「風来坊」を見つけました。
目次
個人的に大好物の手羽先!
名古屋にいったら絶対に食べたかったものが手羽先のから揚げです。風来坊の「手羽先唐揚」は、その元祖だといわれています。
風来坊はそもそも、創業者である大坪健庫氏が北九州市で営んでいた10席程度の小さな店からスタートしました。ここでメニューになかった鶏の唐揚げを出したところ大ヒット。研究を重ね、現在も定番メニューに残る「ターザン焼き」を完成させました。
その後、大坪氏は名古屋で1号店を開店。これが手羽先唐揚の開発へとつながります。ある日、いつものように仕入れ先に出かけると、なぜか積まれている手羽先に目が止まりました。このころ、お店ではターザン焼きを主力として扱っており、手羽先といえばスープの材料程度に使う程度。「この手羽先に、ターザン焼きのタレをつけてみたらどうだろうか……」と考えて試してみると、またたくまに売れ行きナンバーワンメニューになったそうです。
(参考:風来坊 栄店のウェブサイト)
肝心のお味のほうは、スパイスがきいたやや辛口。といってもそこまで辛いわけではなく、程よい辛さです。
関東で手羽先といえば「手羽先唐揚専門店 鳥良」だという方がいらっしゃると思いますが、その「甘口」と「中辛」のあいだぐらいのイメージかもしれません。
いずれにしても、元祖を謳うだけあっておいしい手羽先をいただきました。
味噌串カツは甘辛味
味噌カツといえば、名古屋飯のなかでもっともボリュームがある料理です。本当は「矢場とん」など有名なお店にいってみたかったのですが、時間と空腹具合の関係から断念。風来坊でいただきました。
風来坊では串に刺さった「味噌串カツ」をいただくことができます。八丁味噌で仕立てたというタレの甘辛い味がおいしかったですよ。
ほかにも「牛すじ煮込み」と「鶏天むす」をいただきました
牛すじ煮込みはトロットロのプリップリ。普段、牛すじの苦手な妻も食べていました。やはり八丁味噌でじっくり炊き上げているそうです。
天むすも名古屋飯の一つ。元祖は「天むす 千寿本店」なのだそうです。ひとまず、「名古屋で天むすを食べた」という記念にはなりました。
平日夜なのに激混みなので予約は必須です!
風来坊はガイドブックでも大きな画像付きで紹介されることもあり劇混みです。僕がいったのは8月終わりの平日の19:45分ごろだったのですが、40分待ちでした。その場で予約しお店を離れることもできますが、あらかじめウェブサイトや電話で予約しておいたほうが無難だと思います。※店舗案内から各店舗のサイトへいけます。
風来坊 栄店はどこに? 移転したあとも看板が残っているので注意
席が空くのを待っているあいだ、栄の街を散歩してみることにしました。すると、お店から5分ほど歩いたところに「風来坊 栄店」の看板が……。「あれ、栄には風来坊が2店あるのかな」と思いましたが、その場所はすでに閉鎖されていました。どうやら、移転したあとに看板だけ残ってしまっているようです。移転したことを知らなかった方たちが途方に暮れている姿も見られました。
2017年8月現在の「風来坊 栄店」は、「名古屋市中区栄4-5-8 エアリビル1F」にあるので注意してください。
「風来坊 栄店」と名古屋飯を紹介しました。これから名古屋旅行をする方の参考になれば幸いです!
こちらの記事もいかがですか?
・新橋&汐留の焼肉ランチは「天空焼肉 星遊山」がおすすめ!誕生日や記念日のコース内容は?