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僕もそうですが、どんなに気を付けていてもフローリングにキズをつけてしまうことはあります。古いフローリングなら、「ちょうど張り替えなければいけなかったし、業者に頼もうかな……」となるかもしれませんが、新築の家を購入したばかりのときやリフォームしたばかりのときには、業者にお願いする気になりません。また、賃貸のフローリングにキズをつけてしまうと、退去時に高い補修費を請求する恐れがありそうです。
いずれにしても、フローリングのキズは自分で直したいですよね。
先日、友人と話していたときのこと。「大規模なリフォームでせっかく新しいフローリングにしたのに、家具の移動でキズをつけてしまった」という話を聞きました。
実は賃貸に住んでいたころ、僕はフローリングにかなり大きなキズをつけてしまったことがあり、部屋を出ていくときに自分で直したことがあります。そこで友人の話をきいたとき、「それならば!」と補修を引き受けました。
今回は、フローリングを簡単に自分で直す方法を紹介します!
目次
フローリングを自分で直すのに必要なもの
フローリングを自分で直すためには、補修材が必要です。この補修材は、基本的に2タイプにわかれてります。
1、キズをなにかで「埋める」
2、キズにシールを貼って「隠す」
ただしシールの場合、家のフローリングと同じものが見つからないことがあります。やはり埋めてしまうのが、最終的には一番いい方法ではないでしょうか。
キズを埋めて直す道具として僕が持っているのが、こちらの二つです。
大工さんの補修箱
「大工さんの補修箱」の最大のメリットは、熱に弱いフローリングでも簡単に直せることです。フローリングといっても、実は「熱に弱いフローリング」と「熱に強いフローリング」があります。……とはいえ、自分の家のフローリングが熱に強いか弱いかはわかりませんよね。そういった場合は、どちらにも対応できるこのセットを購入すれば、問題なく補修することができると思います。
補修名人
「補修名人」の最大のメリットは、スティックタイプのなかでも最高レベルの高度がある補修材であることです。床や階段、テーブルなど、人や物によって荷重がかかる場所でも安心して使えます。ただし、熱に弱いフローリング(塩ビシートやオレフィンシート、クッションフロアーなど)の場合、床を傷ませてしまう恐れがあります。ひとまず、フローリングの目立たない場所に当ててみて、熱に強いかどうか試してみてもいいかもしれませんね。
友人の家のフローリングがどんなタイプのものかわからなかったため、今回は「大工さんの補修箱」を選択しました。
フローリング補修の手順
友人の家につくと、こんなキズが……!
(家具をひきずったようです)
結構ひどいですが大丈夫。きっときれいに直ります! (ちなみに、このキズ+2つありました笑)
手順1 キズの輪郭部分をつぶす
キズの輪郭部分はキズがついたときの衝撃で軽く盛り上がっており、そのまま補修するとこの盛り上がりが目立ってしまいます。ハブラシの柄などの先が丸くてかたいもので、キズの輪郭を内側へつぶします。この作業をするかどうかで、補修の仕上がりに大きな差が出ますよ!
手順2 フローリングの色に合わせて補修材を選ぶ
大工さんの補修箱には、透明を含めて12色の補修材がついています。このなかから、床の色にあった色を選んでください。こんなふうに、実際にフローリングに置いてみるとわかりやすいですよ。
補修材を選ぶときのポイントは、フローリングよりもやや薄めの色を選ぶことです。濃いめのものを選ぶと、そこだけ目立ってしまうことがあります。もちろん、まったく同じ色があればそれを使ってくださいね。2色以上を混ぜることもできますよ。
手順3 ホットナイフで補修材を溶かして、キズのなかに流し込む
ホットナイフで補修材を溶かします。思ったより溶けづらいので、焦らずやりましょう。
(別の場所です)
補修材を溶かしたら、キズのなかに流し込みます。2色以上を使う場合は、明るい色から流し込むのがオススメです。
(こんな感じになりました)
手順4 はみ出した補修材を整える
付属のツールではみ出した補修材を整えます。まずは、ギザギザした面で補修面をならしましょう。割とゴシゴシやっても大丈夫です。
同じツールの先端部分を使って、さらに平らにしていきます。
手順5、補修部分に木目を描く
キズを補修材で埋めたら、付属のペンで木目を描きます。かなり原始的で、はじめてのときはかなり驚きました笑
(全部で4色、付属しています)
ポイントは、少し描いたら指を使って“ボカす”こと。本当の木目のような自然な仕上がりになりますよ。濃くなりすぎてしまった場合は、付属のスチールウールを使うとうまくボケますよ。
仕上がりは……!?
全部で3か所。かなり地味な作業を経て補修が終わりました。こんな感じです!
どうですか? どこにキズがあったかわかりますか?
木目描きをもう少し上手にやれればよかったと悔やまれますが、ズブの素人が補修したにしてはきれいな仕上がりになっていると思いませんか? 友人も「全然わからない!」といって喜んでくれました!
フローリングのキズは、自分で直すことができます。業者に頼む前の参考にしていただければ幸いです!
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