副業と複業のちがいは?|副業(複業)する必要がある理由。パラレルワークのススメ。

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副業を禁止している企業は相変わらず多くあります。「本業に悪影響が出るから」、「本業の情報が他社に漏れるから」というのが、その主な理由のようです。

その一方、2017年10月から11月にかけて大きなニュースが相次いで報じられました。三菱東京UFJフィンアンシャル・グループ、みずほフィナンシャルグループ、三井住友フィナンシャルというメガバンク3行が、店舗の統廃合や合計3万人以上の大規模な人員削減を発表したのです。マイナス金利政策の長期化やネット銀行の台頭などがあったのものの、まさかここまでのリストラ策が必要になっていたとは……。

こうしたニュースを目にするとちょっとした違和感を抱きます。「企業は副業を禁止する一方で生活の保障をできないのではないか」ということです。生活の保障をするだけの経済的体力がなくなってしまった企業が多いのかもしれません。「副業禁止は日本経済全体がどんどん成長していった時代の名残りで、いまの実情には合わない制度」だと感じます。

こうしたなか、さらにインパクトのあるニュースが報道されました。厚生労働省が定める「モデル就業規則」から「副業・兼業禁止」の規定を2017年度内にも廃止し、「原則禁止」から「原則容認」に転換するというのです。「モデル就業規則」は、企業が就業規則を定めるときに参考にするもの。

ご存知の方は多いと思いますが、すでに副業を認める会社は多くあります。ソフトウェア開発の「サイボウ株式会社」や人材サービス最大手の「株式会社リクルートホールディングス」、ポータルサイト最大手の「ヤフー株式会社」などが知られています。また、「エン・ジャパン株式会社」は「専業禁止」のキーワードで話題となっています。今回、政府が方針を転換したことで、副業を認める企業がさらに増えてくる可能性があるのではないでしょうか。

そうであれば、この流れが本格的になる前に副業について考えておくべきです。今回はおすすめの副業や副業の注意点などを紹介したいと思います。

副業する必要がある理由は?

投資の世界には、「一つの籠(かご)に卵を盛るな」という格言があります。一つの籠に卵を盛ると、万一落としてしまったときすべてが割れてしまいますよね。でも、三つの籠に卵を盛れば一つの籠を落としてしまっても、別の二つに持った卵は残ります。端的に言えば、分散投資することが大切だということです。

フリーランスとして15年以上生活してきた僕の経験からすると、仕事もこれと同じだと考えています。以下のようなケースで比較してみましょう。

■年収500万円の仕事を一つだけしている場合
→会社の倒産やリストラなどですべての収入がなくなる

■年収200万円の仕事を二つと年収100万円の仕事の合計三つを掛け持ちしている場合
→どれか一つの仕事がダメになっても別の仕事の収入で生活を続けていくことができる

収入源を複数持っていれば、一つの収入源が途絶えても別の収入である程度の生活を続けていくことができます。いくつかの仕事を持つことで安定性が高まるということです。

「副業」と「複業」のちがい

最近、「副業」のほかの「複業」という表記を見ることが多くなりました。どちらも同じ音なのですが、なにがちがうのでしょうか。

副業

「副業」は、主軸となる「本業」のほかに別の仕事をすることです。たとえば、「普段はサラリーマンとして仕事をしていて、土日だけコンビニでアルバイトをする」という場合がこれにあたります。

<収入割合イメージ>
・本業=8
・副業=2

「副業」の目的は、「本業で足りない分の収入を副業で稼ぐこと」です。2011年に転職サイトの「DODAエージェントサービス」がおこなった調査では「副業の平均月収は4.3万円」という結果が出ています(やや古めの調査で申し訳ありません)。これぐらいの金額なら、コンビニや牛丼チェーン、デリバリーなどのアルバイトで充分稼ぐことができるでしょう。

複業

「複業」は、持っているすべてが「本業」ということです。たとえば、「普段はサラリーマンとして仕事をしていて、終業後や土日にイベントの企画運営事業を営んでいる」「フリーランスとして生活していて、ライターやデザイナー、カメラマン、コンサルタント、セールス代行、投資家、家庭教師などと立場を変えながら複数のプロジェクトに関わっている」という場合がこれにあたります。

<収入割合イメージ>
・本業A=5
・本業B=3
・本業C=2

「複業」の目的は「自分の事業やプロジェクトを持つこと」です。これによってあなた自身の価値が高まるのと同時に、収入の安定性が増します。「サラリーマンには難しいのではないか」と思うかもしれませんが、僕のまわりには会社員をやりながら自分の会社を興した方が数人います。「複業家(パラレルワーカー)」という言葉が一般的になり、今後ますますこの立場の人が活躍する時代がやってくると思います。

副業(複業)をするときの注意点

いずれにしても、いくつか気をつけなければならないことがあります。

総倒れになるリスクがある

先ほど「一つの籠に卵を盛るな」という格言を紹介しました。これは非常に正しいことだと思います。ただ、卵と仕事には明確なちがいがあります。仕事は能力を売ってお金を得ているということです。仕事を掛け持ちすることで充分な能力を発揮できなかった場合、総倒れになってしまうリスクがあります。

この最悪の事態を防ぐために大切なことは、「自分がどうしてもやりたい仕事」あるいは「いくらやっても苦にならない仕事」をすることです。こうすることで常に学び能力を伸ばしていくことができます。

長時間労働になる可能性がある

政府が進める副業解禁を批判する人は、長時間労働に拍車がかかるリスクを懸念しているようです。実際フリーランスとしていくつかの仕事をしている僕としては、これは本当だと感じています。事業やプロジェクトを複数持ち進めていくわけですから、どうしても労働時間が長くなってしまうのです。

これをどう考えるかは本人次第です。残業が禁止される傾向が強く一方、「まだまだ働きたい!」という声も多く聞きます。そういう方は終業後に自分の事業を立ち上げたり、アルバイトをしたりすればいいのではないでしょうか。この点でも大切なことは、「自分がどうしてもやりたい仕事」あるいは「いくらやっても苦にならない仕事」をすることだと思います。

本業以外に仕事をする必要がある理由や「副業」と「複業」の違い、注意点について紹介しました。

まだ副業(複業)を解禁していない企業のほうが多いと思います。その場合は「副業(複業)OK」の企業に転職してから実行するという方法がベストです。半年から1年以上かかるかもしれませんが、人生を長期的な視点で見ればなるべく早く動くのがいいでしょう。

転職はDODA

DODAエージェントサービス」から、複業(副業)OKの「サイバーエージェント」に転職した人が実際にいます。サイバーエージェントは「アメブロ」を運営しているIT企業です。一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

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